デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

ティップランエギング

私は陸っぱりのエギングをあまり好みません。

理由は秋になると、増殖するエギンガーの多さと場所取り、マナーの悪さが嫌いだからですが、秋が深まるにつれて私のデイアジングも本格化するからでもあります。

そんな中、同業者さんにティップランエギングに誘われ、参加する事に。

動画でしか見た事のないティップランエギングな上、専用タックルも所持していません。

兎に角穂先の感度が重要で、メバリング、アジングロッドでも代用可能との事で、専用餌木を購入しての参加。

結果から先に言いますと、惨敗。

すみません…アタリがとれません。

いや、正確にはアタリは分かるのですが餌木の重量がロッドのキャパオーバーなので、合わせても掛からない。

ロッドがしなってアワセが入っていないのです。

アジングロッドのしかもソリッドティップで思いっきりアワセたら穂先がパッキリ折れてしまいました。

まぁ元々穂先の折れたロッドを自分で修復したものだったし、最近出番のないロッドなので構わなかったのですが、予備としてチューブラーロッドも持って行って正解でした。

さて、チューブラーへとチェンジしてもやはりアジングロッドはアジングロッド。

10gまでしか扱えないロッドはティップどころかベリーからバットまで曲がり、勝負になりません。

周りが次々と釣れて行く中、なんとか1杯釣らせて頂いた悔しい釣行となりました。

 

やはり専用のロッドが必要だと感じた私は、年間何回行くかもわからないティップランエギングの為に投資。

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メジャークラフ党な私は、みんな大好き入門ロッド、ソルパラを購入。

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上からソルパラ  ティップラン

ファーストキャスト アジング(T)

スカイロード アジング(S)

スペックだけ見ても比較になりません。

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試しにアジングロッドと50gの負荷を掛けた状態で比較

明らかにティップランロッドのほうが先調子ですね。

アジングロッドも先調子ではあるんでしょうけど、それは10g以下の負荷での話。

30g前後の餌木を扱う釣りではお話になりませんでした(反省)

ちなみに持ち比べてみた感じ、明らかに重さも違います。

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ティップランロッドの方が15gほど重たいです。

それだけバットとベリーの構造が違います。

やはり専用設計されたものを使ってみなければいけませんね。

次回はしっかりと掛けに行ける事に期待です。

 

 

 

 

 

ソックリさん その3

ソックリさんはまだまだ居ます。

むしろソックリさんだらけなのが現実です。

中でも見分けがつきにくい代表が青物ではないでしょうか?

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▲体側に走る黄色いラインに胸びれが掛からないのがブリ。

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▲体側の黄色いラインに胸ビレが掛かるのがヒラマサ。

あと、口元などで見分けが付きますが、素人目には区別がつかないと思います。

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▲ちなみにこちらはカンパチ。

真上から見た時頭に八の模様がある事とズングリした体型でブリ、ヒラマサとの区別がつきます。

 

コレは私が最近まで知らなかったソックリさん。

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▲超高級魚キジハタ。

アコウと呼ばれる美味しい魚。

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▲こちらはノミノクチ

パッと見キジハタに見えますが、背中の黒い斑紋が尾ビレまで続きます。

キジハタとして売られている事もあるんだとか…。

 

ルアーマンの好ターゲット、シーバス。

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▲一般的にシーバスと言われるスズキ。

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▲良く似ていますが別種のタイリクスズキ。

黒い斑点がスズキとの違い。

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▲荒磯の王者ヒラスズキ

スズキより頭が小さく体高があります。

スズキより遥かに美味しい高級魚で、上記2種とは別格。

 

鮮やかな胸ビレが特徴のホウボウ。

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▲こちらがホウボウ。

クジャクのように鮮やかな胸ビレですね。

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▲丘からよく釣れるカナガシラ。

良く似ていますが、胸ビレが体色と同じで小さいです。

 

最後にコウイカ

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▲胴の先が尖っているのがコウイカ

エンペラの縁が白いのも特徴。

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▲こちらはカミナリイカ

モンゴウイカとも言われキスマークやコーヒー豆に似た模様があるのが特徴。

エンペラの縁は緑色をしています。

 

3回に分けて紹介して来たソックリさんですが、コレは釣りで見かける種類のほんの一部です。

図鑑などで調べてみると、間違い探しか?と言うくらい似ている種が多く存在しています。

釣った魚をじっくり観察してみると、面白い違いに気付く事もあるかもしれませんよ。

ソックリさん その2

魚の王様、マダイにもソックリさんが居ます。

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▲こちらがマダイ。

尻尾の縁が黒いのが特徴。

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▲こちらはチダイ。

エラ蓋が赤色で、背びれが2本にょきっと長いです。

どちらも幼魚は良く似ています。

 

クロダイのソックリさんは見分けが簡単。

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▲チヌとも呼ばれるクロダイ

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▲こちらはキビレ。

名前の通りヒレが黄色いですね。

あとウロコもクロダイより大きいのが特徴。

 

磯釣りファンの大好きなメジナ

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▲口太グレと言われるメジナ

尻尾の後縁がまっすぐです。

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▲こちらはオナガグレと呼ばれるクロメジナ

尻尾の後縁が湾入しているのが特徴。

メジナより大きくなり、引きも強烈。

磯釣り師の憧れのターゲットです。

 

地味な存在…ボラ。

なんとボラにもソックリさんが居ます。

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▲ボラ

港湾部で普通に見かけるヤツです。

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▲良く似ていますが、こちらはメナダ。

ボラと違い目が赤いのでアカメとも呼ばれるそうです。

ボラより美味しい食材なんだとか…。

 

干物の代表カマス

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▲本カマスと呼ばれるアカカマス

背がピンクがかった色合いで、腹ビレが第一背びれより前にあるのがアカカマス

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▲色合いの違うヤマトカマス

腹ビレと第一背びれがほぼ同じ位置にある。

アカカマスより水っぽくランクは下がる。

 

タチウオにもソックリさん。

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▲こちらが一般的なタチウオ。

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ヒレの色を除けばソックリなテンジクタチ。

豊後水道より南に生息し、指6本はザラと言う大型のタチウオ。

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▲ちなみにオキナワオオタチと言う種類も居て、体長は2mに達するとの事。

 

その3に続く。

ソックリさん

普段よく釣れる魚であっても、あれ?いつもと引きが違うなぁ…とかパッと見何かが違うぞ?

と言う事があります。

魚の世界にもソックリさんがかなり居まして、よくよく見なければ見分けがつかない事も多々あります。

一番身近なライトゲームのターゲットで言えば、メバル

学術的にアカ、クロ、シロと3種に分けられます。

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▲お腹のウロコまで赤っぽいのがアカメバル

メバルとも言われますね。

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▲背中が青緑色っぽいのがクロメバル

3種の中で一番遊泳力があり、引きも強いです。

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▲漁港などで普通に見られるシロメバル

一番美味しいのはこの子です。

 

次はカサゴ

環境や水深により体色を変えるカサゴですが、意外と種類は多いです。

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▲身近な所に居るカサゴ

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▲こちらは沖に居るウッカリカサゴ

白い斑紋に黒い縁取りがあればウッカリカサゴです。

 

続いてアイナメ

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▲側線が5本もある事と尻尾の後縁がまっすぐな事。そして50cmを超えるほど大型になるのがアイナメ

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▲こちらはクジメ。

側線が1本しかなく、尾の後縁が丸いです。

大きくなっても30cm程度。

 

カワハギにもソックリさんが居ます。

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▲こちらはカワハギ。

ホンカワハギとも言われる美味しいヤツ。

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▲こちらはアミメハギ

堤防や桟橋の縁を覗くと見かける10cmにも満たないカワハギの仲間です。

 

大衆魚代表、アジ、サバにもソックリさん。

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▲こちらはマアジ。

胸ビレがゼイゴの手前まで長いのがマアジ。 

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▲背が青っぽいのがマルアジ。

胸ビレがゼイゴまで届かず、尾ビレの前、上下に小さなヒレがあるのが特徴です。

 

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▲マサバ。

冬の脂の乗ったサバは煮ても焼いても美味いです。

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▲ソックリさんはゴマサバ。

お腹にゴマ模様があるのが特徴。

こちらは夏に美味しいサバです。

 

よくよく見ると、違いがわかりますが、案外気付かず釣ったり食べたりしているかもしれませんよ。

 

まだまだソックリさんは居ます。

その2に続く。

 

画像引用元:WEB魚図鑑

地元住民の意思表示

暑さも和らぎ、夜風が心地よい季節となりました。

過ごし易い季節になる事、アオリイカが狙えるシーズンと重なり、増殖する釣り人。

まぁ訳のわかってない素人が増えると地元の方々に降りかかる迷惑も増加する訳で、近隣住民からしたら、釣りに来てくれるな!と言うのが本音でしょう。

そういった場所を我々釣り人は借りて遊ばせて貰っていると自覚しなければなりません。

複数人で楽しくワイワイ釣りをするのも良いですが、港が目の前の小さな静かな漁村などでは、漁村全体に騒ぎ声が響きます。

漁村の人にとっては爆音バイクや改造車が近隣を走り回っているのと同じなのです。

又、ビニール袋、パッケージを海に捨てて帰る輩もまだまだ普通に見かけます。

こう言ったゴミは分解されず、どんどん海に蓄積されて行くのです。

こう言った事からか、デイアジ調査の最中に色々と変化を見て取れました。

まず、バリケードやロープの設置。

小さな突堤や付近の駐車場スペースになりそうな場所にも設置されていました。

桟橋への立入禁止措置。

こちらもロープが張られ、桟橋への架橋を跳ね上げたりもしていました。

常夜灯の消灯。

防波堤の先端付近の常夜灯を意図的に消している場所もかなり増えました。

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コレらは地元住民や自治体の警告だと受け止めなければならないでしょう。

防波堤や桟橋に漁業関係者や地元住民の邪魔になるほどの人とゴミが集まれば、当然このような対策を取らざるを得ません。

と、ここまでは悲観的な事ばかりですが、実は私にとっては幸いな部分が増えたのも事実。

上記の状態となると、訪れる釣り人はあからさまに激減、もしくは「0」となります。

極端な話、常夜灯が消えた場所には、ほぼ人が居ません。

それほど多くの素人は常夜灯=釣れると思い込んでいるんでしょうね。

これは人の居ない場所で落ち着いて釣りがしたい私にとっては好都合。

また、夜目が効く私にとっては常夜灯がなくても全く問題にはなりません。

もちろん灯りと言う要素はなくなりますが、果たして常夜灯のある堤防に寄るアジは、本当に灯りが有るが為に寄って居たのか?

ベイトや潮流が要素だとしたら、釣り人が消えた場所でのアジングにも可能性はあると私は考えています。

(コレって昼間にアジを追いかけていないと解らない事ですよ(^-^) )

情報蓄積中

広島に引っ越して、初めて某離島釣行へ行って来ました。

正直言って何も事前情報はありません。

Google Map&Earthで事前に、地形や水深などを調べ、過去の経験と合わせて、アオリイカ、シロギス、ウマヅラハギ、サヨリくらいが狙えるかなぁ…もしかしたらアジ、サバ、イワシも???

とりあえず餌釣りからルアーフィッシングまで、何でも出来るように釣りカーに道具を押し込み、深夜に投げ釣り用のゴカイ、フカセ釣り用の撒き餌を買い、集合時間まで近場の海で小メバルやシーバスと戯れる。

釣行メンバーと合流して、いざフェリーで楽園へ。

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だんだんと岸から離れるにしたがって日常を忘れ、釣りに没頭できるという環境に全身が浸ってゆく…

これが陸伝い、橋伝いに行ける島への釣行との絶対的な違いだ。

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さて、到着と同時に狙った場所のチェックから始める。

同行者は釣りと雰囲気を楽しむ方々ですが、私はこの離島の情報収集が最優先。

まず、何が狙えるのか、水深は?、地形は?、潮の流れは?

一番最初に足元に撒き餌を打ってみる。

暫くすると小魚や餌取りが寄り、この海域の環境を教えてくれる。

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同時に、撒き餌の行方で潮の流れも。

見えてきたのはサヨリ、サバ、スズメダイ、アジ、メバルなど。

又、干潮からの満ち上がりでは潮が左から右に流れ、アタリもそこそこ得られた。

次に簡易フカセ釣りを開始。

2ヒロ半から3ヒロくらいに設定したウキ下で、10mほど沖に仕掛けを投入。

この時点でボラの姿も確認。

良い感じにアタリが出始め、ついにウキがスッと引き込まれる。

合わせを入れると40㎝クラスのアイゴがヒット。

この時点で、同じような環境に住むグレも居る可能性があると予想。

フカセ釣りで見えてくると予想していたウマヅラハギ、マダイ、クロダイなどが顔を見せていないが、おそらくボトムの方へ居ると思われる。

投げ釣りでは結構根が荒く、遠投しなければ根掛かりも多い様子。

泥質だと思っていたが、ニシキハゼが釣れ、ベラが釣れるところを見ると、かなり海底地形は起伏があり粗いのかもしれない。

途中、いつも使っているジグ単タックルで周辺を探ってみたが、どうやら足元付近には藻場もある様子。

藻場があるからにはアオリイカも居そうなものだが、この日この場所ではアオリイカを見かける事はなかった。

意外だったのはマルアジが居た事。

なかなか見る場所が限られるだけに、案外可能性を秘めた島なのかもしれない。

 

午後にアタリが少なくなったので、折角島に渡ったのだからと他の場所の調査にも出かけてみる。

しかし、狙っていた場所には先行者あり、その他目星を付けていた場所はパッとしない感じで、結局一番最初の場所がベストだったようだ。

まぁ良くある話だ。

 

結果として、思ったより釣り人も少ないし、潮通しも良さそうで、色々と期待の出来る釣行であった。

これから陽が短くなるので、夕まずめからフェリー最終便までの間にエギングやアジングが成立する可能性も上がる。

単独でフェリー最終便で渡り、夜間釣行も面白いかもしれない。

いや、今年11月寒くなって大型のアジが入るであろう時期に是非やってみたいと思う。

離島と言う存在

ホームグラウンドのしまなみ海道を離れて数年が経過。

アジの多い山口県東部エリア、広島エリア、呉エリア、とびしま街道とアジングをしてきたが、イマイチ納得が行かない部分がある事に気づく。

年中数釣りが可能な場所にも、今のメインの釣り場にも、癒しを求めて気軽に行ける離島が無い事と、私が惚れ込んでいるスタイルのアジに出会えていないからなのだと思う。

ホームエリアには気軽にフェリーで渡って誰にも邪魔をされずに一晩中アジングに没頭出来る環境があった。

仕事で疲れた時、イライラした時、何も考えたくない時…そんな現実逃避がしたくなる時に、よく最終フェリーに飛び乗り離島に行ったものです。

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数は多くないのですが、私の中では、コレぞ瀬戸のキアジと言う魚体のアジが釣れていたのも離島やホームグラウンドの魅力。

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このような体高のあるキアジは広島県西部や山口県東部では見た事がありません。

かろうじて倉橋島からとびしま街道にかけて、少し体高があるなぁと言うアジが居るレベル。

瀬戸内海、中国地方のアジは岡山県に寄れば寄るほど体高があり、脂が乗り、引きが強く、旨いのです。

 

そう考えると、地元近辺の海域にある離島は凄く恵まれた環境だったのだなと今更ながら気付かされます。

暫く癒しを求めて離島に行けていないので、仕事と資格試験が一段落したら、ふらりと離島へアジングの旅に出かけたいですね…。