水温の上昇に伴い、色々な魚の稚魚が見られるようになるこの季節。
春から増殖するプランクトンに加え、イワシ、イカナゴ、コイカなどがアジの捕食対象となります。
クラゲなども増えてくる時期ですが、よくよく見ると、クラゲに混じって1cmほどの透明なコイカが浮遊しているのが見えるはずです。
個人的にですが、このころから、アジの捕食対象が2パターンに別れるような気がしています。
①プランクトンを捕食するアジ
プランクトンと言っても上記のイワシ(シラス)や小指の先程のイカも含みます。
主に遊泳力の無いヤツらですね。
例えば水温上昇が緩やかな海峡筋など、流れがある場所。
釣り方としては潮上から流して釣ります。
潮上から流れてくるベイトを演出。
沈降スピードはジグヘッドの重さやテンションで調節。
沖目やレンジキープであれば、フロートリグなどがやりやすいです。
②プランクトンを捕食する小魚を捕食するアジ
小イワシなどの泳ぎ回るベイトの場合。
釣り方としては、重めのリグを潮下から流れに逆らって巻いて来ます。
必ずしも軽いリグで潮上からだけドリフトで釣れば良いと言うものではないんですね。
アジは年中プランクトンだけを捕食している訳ではなく、大量に発生する餌を群で捕食しています。
つまり、群全体の食料が確保できる場所へ回遊するんですね。
もちろん底物を捕食している時もありますよ。
ちなみに小魚がベイトの時は、流れに逆らってテンションを掛け、サスペンド状態でのシェイキングも効果的な釣り方です。
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