それではリールに巻いていくラインを選びましょう。
メインライン、所謂道糸の種類は大きく分けて4種類。
①ナイロンライン
長所:しなやか。扱いやすい。
短所:伸びる。感度がやや落ちる。紫外線劣化が早い。水にやや沈み難い。
②エステルライン
長所:伸びが少なく高感度。風に強い。
短所:急激な力に弱い。やや劣化が早い。
③フロロカーボンライン
長所:高比重で風に強い。水に沈み易い。根ズレに強い。あまり劣化しない。
短所:伸びる。飛距離が落ちる。やや感度が落ちる。糸癖がつきやすい。
④PEライン
長所:高感度。高強度。低伸度。飛距離が出る。
短所:水に沈み難い。風や潮流の影響を受けやすい。根ズレに弱い。
どのラインも一長一短があり、
だからどれが一番いいんだよ?
と言われても、釣り方によって使うラインも異なりますので、一概にコレ!とは言えないのが現実です。
私が初心者にお勧めしているのは、デュエルから発売されている アーマードシリーズ。
ベースはPEですが、周りをフロロカーボン素材とシリコンでコーティングしてあるハイブリッドラインです。
使って行くと、表面のコーティングが剥がれ、毛羽立ち始めますが、めちゃくちゃ劣化が早いと言う事もありません。
強度はPE並みで、伸びも少なく高感度。
若干コシがあり、フロロのように糸癖がつきますが、PEより沈み易く、扱い易いラインだと思います。
価格も低めなので、初心者にはピッタリかと。
0.1〜0.3号を選択すれば、メバリングからチョイ投げの釣りまで対応出来ます。
どのラインを選べば良いか判らない時は、とりあえずこのラインを使ってみて下さい。
0.3号などの細糸を初めて見た人は、必ず細すぎないか?切れないか?と言われますが、
ナイロン、フロロ、エステルでは(ジグヘッドなど)3g前後、PEでは12g(オモリ3号)前後までが難無く扱えますので、心配は要りません。
むしろラインを細くすれば
・飛距離が伸びる
・風や潮流の影響を受け難くなる
・アタリや引きがより鮮明になる
などのメリットが大きいです。
デメリットは想定外の大きな魚が掛かった場合、切れてしまう事。
そこは狙うターゲットによってロッドやリールも変わって来ますから、仕方のない事だと言うしかありません。
初心者の方こそ、一度騙されたと思って、市販投げ釣りセットのナイロン3号にオモリ20号、PE0.3号にオモリ3号を投げ比べてみて下さい。
飛距離の違いに驚きますよ。