いかにも閉鎖的な瀬戸内海ですが、近年南方の温暖な海域に生息する魚が入り込んで来ているというニュースを耳にする事が増えました。
元々暖流の影響を受けない海域なので、海水の入れ替わりも微々たるものだと思っていましたが、実は2年程で、瀬戸内海の全ての海水が太平洋の海水と入れ替わるそうです。
そう考えたら、外洋にしか居なかった生物が瀬戸内海に入り込んで来てもおかしくはありませんよね。
数年前には漁師の網にクロマグロやカツオが掛かったとか、ヒョウモンダコを見かけるようになったとか、見た事もない地域でギンガメアジが釣れたなどといった情報も入って来ています。
更に昔では、グレも瀬戸内海には居なかったようですし、広島湾でブリが連日あがるなどあり得ない話でした。
温暖化の影響だけではないと思います。
本来居なかった生物が見られる…。
他にも原発ができたとか、水質管理の行きすぎで魚の餌が無くなってきているだとか、密漁者が増えて乱獲による影響だとか…色々な条件が重なっているとは思いますが…
瀬戸内の生態系にも影響が出ているのかもしれませんね。