気づけば年末ですね。
年賀状の準備に大掃除もしなければ…。
ついでに釣りについても断捨離してみてはいかがでしょう?
まず、「断」
今の世の中、正直入ってくる情報が多すぎます。
ネットは便利で、なんでも調べることができるけど「情報を得る」ことが目的になってしまいがちなのが怖いところ。
そして残念なことに最新の情報を得ることが「努力」だと勘違いしている釣り人ってすごく多いです。
得た情報をどのように整理し実践して行くか。
釣りに限らず何事もこれが大切なんです。
確かに釣りに情報って必要ですが、知りすぎたって釣れるようにはなりません。
実はほとんどの熱心な釣り人は、釣り方やタックルについての必要な情報はすでに持っています。
実際「釣れない」という人と話をして用語が通じないことってまずありません。
要は注目する事がズレているだけなのです。
釣れない場所で最新のルアーを投入し、また釣れないから、更に別の最新ルアーを投入する。
無駄な投資と無駄な努力の無限ループです。
釣れる場所、魚が集まる場所を一生懸命考えてみて下さい。
必然的に持ち込む道具も整理されて来ます。
あれ?メディアの情報やメーカーの新製品って絶対必要な物なのかな……って思えたら、「断」は成功です。
次に「捨」
いらないものは捨てましょう。
捨てる物よりも入ってくる物のほうが多いこの時代
いらないものを持っていたって邪魔になるだけ。
それがどんどん出てくる新製品であれば、多すぎたら思考や釣りの邪魔になるだけ。
そもそも手元にに余計なタックルが多すぎ。
信憑性のないメディアの情報にも左右されすぎ。
最新タックルを買い揃えたって釣れるようにはなりません。
っていうか、ますます釣果から離れていく。
その製品、完璧に使い熟せてますか?
なぜその製品が良いのか理解してますか?
それが解らず、ただメバリングには〜、アジングには〜、で所持しているだけなら持ってても仕方ないので捨ててください。
封印じゃないですよ。捨てて下さい。
まず、自分が理解している物、釣り方だけを突き詰めてください。
理解してないタックル
理解してないルアー、メソッド、リグ……。
それよりもっと理解しなきゃいけないのは対象の生態
それを理解しなければ、安定して釣れはしません。
最後に「離」
おなじ事の繰り返しになりますが、魚が釣りたいなら、メディアや情報から離れて理にかなった、そして根拠のある釣りを繰り返しましょう。
不思議なことに情報収集って釣りたいから始めるものなのに、その欲求を持ったまま収集を繰り返すと、なぜか釣れないんです。
例えばライトゲームの仕掛け
狙った場所でキャロ、スプリット、フロート、更に新しいリグ、これらを全て使う事ってありますか?
そこまでしてもアタリすらないなら、場所を見切った方が良くないですか?
例えば釣果情報。
釣具屋さんでもネットでも新聞でも、釣果情報は入手出来ます。
ではその釣果情報はいつの情報ですか?
早くても1日前。1日経てば海の状況は変わります。24時間前と全く同じ水温、潮流、干満と言う事は100%あり得ないのです。
大事なのは釣果情報ではなく、どんな条件下で釣れたか?の方なのです。
それを理解するには、やはり釣り場に通い、自分の目で確認するしかないのです。
そこで得た経験や新しい発見が、狙って釣れる釣り人への1番の近道だと理解して下さい。
釣具やメソッドよりも、魚の生態や釣場環境に注目するようになってから、随分と釣場に持ち込む釣具が減りましたし、以前より遥かに釣れるようになりました。
勿論ネットから得た情報が多いのも事実ですが、アレもコレもと情報過多にならないようにしなければ、何がしたいのかすら見失ってしまいますよ。