真冬になると見かける事のなくなるスズメダイ。
出典 Wikipedia
彼らの最低生存限界温度は8℃程ではあるのですが、10℃前後まで水温の落ちる瀬戸内で、真冬に見かける事はほぼ無いのです。
先日、デイメバルを探してランガンしていると、数カ所でスズメダイの姿が確認出来ました。
毎年、2月から3月にかけて、水温は13℃を下回り、4月下旬あたりから、やっと13℃を超えてくるのが瀬戸内海。
決して温排水がある場所でもなく、激流でも無い、普通に水温が低いであろう場所に、スズメダイの群。
そしてクサフグまで居る。
ある場所にはウミタナゴまで……。
どうなっているのでしょう?
今年の瀬戸内海は…。
本気で捕捉しに掛かったら、まだデイアジング行けるのではないか?
水温14℃……。
今が1番水温の低い時期のハズなのに…。
今まで10年近く釣りしてきましたが、ここまでの異常は初めてです。
真冬、天敵の居なくなる根魚たちが接岸し、産卵期を迎えるハズですが、いまだにシーバスなども生息可能な水温で足元をウロウロしていますから、メバルやカサゴの仔魚などは、格好の標的にされてしまうでしょう。
こうした環境の変化から、徐々に生態系が保たれなくなって行くのかも知れません。
比較的暖かく、過ごしやすい今冬ですが、釣場環境にとっては考えものですね…。