風も暖かくなり始め、シロギスも釣れ始めました。
キスは夏の釣りもの…といったイメージが強いようですが、私は春の産卵前のデカいシロギスが好きです。
シロギスの刺身なんて、釣り人でなければ味わえないですからね。
そんなシロギスを私はアジングタックルのちょい投げで狙うのですが、今年はシオグサに悩まされています。
シオグサ ご存知ですか?
投げ釣りで、オモリや針に絡まってくる、とろろ昆布状の藻類の事です。
おそらくジュズモの一種だと思います。
今年は異様に多く、しかも早い時期からちょい投げでとどく範囲にビッシリ生えてるんですね。
毎年、春から夏にかけて浅い海で発生し、時には昆布、カジメ、ホンダワラにまで纏わりつくように生息する藻。
実はこのシオグサ、釣りの邪魔だけでなく、結構厄介で、一気に繁殖し、光合成もしますが、他の海藻の育成に悪影響を与えます。
夜間は大量の酸素を消費し、夏頃枯れてしまったら海底に沈んで、分解過程で大量の酸素を消費し、海域全体が低酸素状態となり、魚類が嫌う環境にしてしまうそうです。
先日、しまなみ海道の離島でちょい投げをしましたが、このシオグサが枯れて大量に沈んでいた為、シロギスのアタリもなく、回収する度にゴッソリシオグサが付いてくる状態でした。
シオグサの育成に水温はあまり関係しないようですが、ホームポイントにメバルが全く居なかったり、シロギスポイントにシオグサが大量発生したりと、10年釣りして来た中でも無かった異変が次々と起こっています。
色々と瀬戸内海の環境が心配になっていますが、他の海域も何か異変があるのでしょうか?
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