広島県呉市近辺のアジや、しまなみ海道のアジは6〜7月に産卵を迎えます。
上関や周防大島が5月前後であることを思えば少し遅く梅雨とも重なり、なかなか思うようにアジングが出来ない時期です。
上関での2年、呉での昨年今年とで産卵期のアジの行動が解ってきました。
①産卵前
まず場所ですが、結構水深があり、且つ流れのあるエリアにいる事が多いです。
そして、ボトムベッタリに居ないです。
(ボトムでリフト&フォールだと小メバルが先に食います)
私の通うポイントは満潮時には2gのジグヘッドで、着底まで40秒以上かかるポイントなのですが、だいたい中層から上。15秒以内のところ。
よくよく見たら、水面に波紋を立てたりもします。
晩春に産卵を意識しだすと、シラス系を荒喰いしますが、初夏、産卵前には体力の温存の為か、浮遊ベイト的なモノのを捕食する様子。
アタリもはっきりしない「?」っていう違和感的なものが多く、一定層に定位しているのか、レンジを外すとカスリもしない状況。
普段はジグヘッドは2g以上を使用していますが、流石に1〜1.5gで一定層を流さないと勝負になりません。
②産卵後
産卵を終えたアジはゆっくりと体力の回復をはかるようで、撒き餌にも反応しないそうです。
(漁師を引退したお爺ちゃんに聞きました)
場所的には、今度は流れの緩い湾などに溜まるようです。
そして厄介な事に中層に溜まり、動き回る餌を追いません。
積極的に捕食もしないので、「?」的なアタリすら得づらくなります。
1年で1番難しい時期なのではないでしょうか?
(※このような状況になって初めてアンダー1gのジグヘッドが必要な状態となるんですね)
③デイではどうか?
そもそも私のデイでの経験からだけではまだまだ謎が多いですが、稀にスズメダイの群れに混じって浮いてるアジを目撃する事があります。
産卵前しか見かけた事がありませんが、この期間は昼間でも中層に浮いている可能性はありますね。
また、昼間は外敵も多いので、ボトムベッタリに居る事もありますが、中層で釣れる事が多いです。
一定層でルアーを見切られないように釣らなければならないので、非常に厄介です。
※釣方はまた別記事で
先日、呉方面で釣ったアジは卵を沢山持っていました。
そろそろこの地方のアジは産卵を迎え、難しい時期に突入しそうです。