一昨年前の西日本豪雨災害の道路や河川復旧が完全に終わらないまま、また九州を中心に中四国地方も豪雨の影響がでています。
帰宅途中に見る幹線道路沿いの河川には山から流れ出た、膨大な量の茶色い水が轟音をたてて流れています。
そんな豪雨で荒れた河川をよくよく観ると、流れの緩い場所、反転流が出来ている場所、表面の波形が他と違う場所、鷺が魚を狙っていたりする場所と、海峡筋の激流で狙う場所のヒントが見え隠れしています。
まず、流れの緩い場所を見てみましょうか。
激しい流れの中でもところどころに流れの緩い場所が見受けられます。
単純に障害物が上流側にあれば、その下流側は流れが緩くなるし、くの字に曲がった水路であれば、内側の流れが緩くなります。
また、くの字でも外側が湾のようにえぐれていれば、潮が溜まったり、大きな反転流が出来たりもします。
このような場所が餌の溜まる=魚の集まる場所になります。
海峡に面した港に魚がつくのは堤防や地形変化によって餌が溜まるからなんですね。
つぎに波形の違う場所。
こういった場所は底に何か障害物があり、流れが変わる為、周りと違う波形となります。
鏡のような水面でも一部白波が立つような場所があれば、そこには起伏や何かしらの変化があると言う事です。
所謂「瀬」と言うヤツですね。
瀬の周りには流れの緩い場所や反転流が出来る為、魚がつきやすくもなりますし、魚はそういった場所で流れてくる餌を待ち構える為、海峡筋では積極的に狙うべきポイントにもなります。
ちなみに瀬につく遊泳力のある魚は、必ず上流側で捕食活動をするそうです。
これは漁礁などでも同じで、遊漁船でも瀬の上流側から釣るのがセオリーだそうです。