世間一般では4連休です。
久々に何も考えずに釣りに行けるとあって、今週末はデイアジングに没頭出来そうです。
6時起床で釣師としては有り得ない8時出勤。
狙った場所で思い通りにいかないアジングに2時間で見切りをつける。
まぁ回遊魚相手であり、仕方のない事。
ベイトの存在、カタクチイワシを探して走り回りましたが、可能性のある場所では見つける事が出来ませんでした。
仕方がないので、実績ポイントを叩いて回る。
3箇所目、狙いたいポイントには餌師が2人。
フカセとサビキをされていたので、部が悪いと思いつつも、挨拶をしてポイントに入れてもらいました。
餌師とは真逆の方向の港内澪筋を丁寧に探るとボトムでアジがヒット。
着底後、リフトさせずにシェイキングからステイで藻に絡むようなアタリ。
まずまずのサイズにフカセをされてたおじいちゃんが珍しそうに見に来る。
「真っ昼間にアジが騙しで釣れるんじゃのぉ」
しかし後が続かない。
時々アタリが出るが、ボトムではアナハゼやカサゴ、中層ではカマスとサバの猛攻に遭い、結局1匹で終了。
さて、アジが釣れた時に声掛けてくれたおじいちゃんが隣でフカセ釣りをしていたのですが、狙いはグレのようで、20cm以上、大きな物では40cmがほぼ入れ食い状態。
「よう釣れますね」
磯竿が弧を描くのは見ていても楽しい。
刺し餌は何かと尋ねてみると、
「ナイショやで」
と言いながらコッソリ教えてくれた。
私はてっきりオキアミだと思っていたのですが、なんとスナムシ。
更に驚いたのが、チヌやグレ鈎ではなく、ハゲ鈎5号。
このおじいちゃん、若い頃は宇和海の磯などでも釣りをされてたらしく、釣り歴50年の経験からこのスタイルに辿り着いたそうです。
グレだけでなく、小物大物問わず幅広く釣りをされてきたようで、私が通うエリアのアジの産卵場所や青物のポイントまで教えて頂きました。
私が一生懸命蓄積して来たデイアジの知識など足元にも及ばない程よく魚の生態をご存知で、一気にアジについての知識が増えました。
やはり経験に勝るものはないですし、よく釣る人はターゲットの習性を熟知しています。
まだまだ色々聴きたい事がありましたが、日が暮れたので納竿。
帰り際に小振りのグレを頂き、帰路につきました。
頂いたグレは煮付けが美味いとの事で調理してみました。
夏場のグレは臭くて不味いと言われる磯釣師も居ますが、瀬戸内のグレは夏でも脂が乗り、大変おいしく頂けました。