連休初日と言うこともあり、釣り客増加なのであろうと、正午を回ってから釣場へ向かう。
満潮は14時頃。
朝まずめは地元ガチ勢、昼はファミリー勢、晩はにわかルアーメンとの場所取り合戦と読み、満潮を過ぎたあたりから日没までの短期決戦を決意。
釣場に着いたら予想通りファミリー勢が3組ほど居て、サビキをしている。
しかし、釣れているのはスズメダイとコッパグレの様子。
14時満潮を回り一組、また一組とファミリーが帰りだす。
これでアジの回遊があれば、計画通りなのですが、世の中そう上手く事が運ばないもの…。
15時半までアタリ無し。
いや、正確にはカサゴ、メバルを2匹ずつ釣ったが、いずれも15㎝程度。
16時に移動したが、ここもアジの気配無し。
16時半。時間的にもこれが最後の移動。
デイで勝負を決めるつもりでいたので、Tシャツの上にパーカーしか着ていない。
陽が沈んだら the End だ。
ダメ元で最後の釣場に向かうと、地元のサビキのおばちゃんと見物のおじさんが居た。
もはやこれまでか…。
とりあえず挨拶をして隣に入れてもらい、状況を聞いてみると、アジは先週まではサビキでボコボコ釣れていたが、今日は坊主とのこと。
沢山いたサバの姿もなく、おばちゃんは常夜灯&夜釣りに期待しているようだ。
サビキで豆すら釣れていないなら、居るとしたら完全にボトム。
もはや考えている時間もあまりない。
陽は西の山に隠れつつある。
1.昼からサビキをしているが釣れていない
2.相当な量のコマセがボトムに堆積しているはず
3.仮にアジが居るとしたら、この夕まずめのタイミングが勝負
以上を考慮して、迷わず2.5gでサビキよりも沖のボトムを取り、細かくシェイキングを加えた直後の軽いリフトにガツッというアタリが!
間髪入れずにアワセを入れ、見事にフッキング。
正直予想を超えた重量感と引きに一瞬パニック状態。
何故なら、この場所は先週夜釣りで握り寿司サイズの豆しか釣れていなかった場所だからだ。
私の経験と思考回路が、アジではないとしたら??? サバ?、マダイ?、スズキ?、青物?、メバル?、根魚?と処理スピードに追い付かない。
一瞬ヒラメ???とも思ったが、足元に向けて猛スピードで走りだしたので、ヒラメでもない。
と言う事は、アジかチヌ、もしくはグレ?
ムリをせず、しっかり時間を掛けて浮かせた魚の正体は、久しぶりの26㎝のマアジでした。
サビキでも釣れていない中、価値ある一匹。
短時間時合をモノにした納得のアジでした。
以後、陽が落ちて寒さも増し、豆アジしか釣れなくなったので納竿。
追記
居合わせた見物のおじさんは地元の方で、幼少期より、私の通う釣場で素潜り等を行っており、海底地形や、生息魚種、ここ数年の海の変化等を教えて下さり、非常に勉強にもなる話し、有難いお話も聞けました。
やはり、科学や技術がいくら進歩しようとも、経験に勝るものではないと言う事を再確認させて頂きました。
日没までの1時間程度の時間でしたが、色々アジングに役立つ知識を教えて頂いた、地元の方に感謝です。