自分で釣り場を開拓する
響は良いですが、現実はそんなに簡単なものではありません。
沿岸部には私有地もあれば会社や企業所有の敷地もあり、自由に出入り出来る足場の良い場所は限られます。
また、昨今のコロナ禍で釣り人の増加に比例して、マナーの悪さ、迷惑行為が増えて立入禁止措置が取られる漁港も増えて来ています。
当然、まだ出入りの出来る漁港や防波堤で、アクセスしやすい場所には釣り人が集まるので、釣場の荒れ方も早いし、まず釣場に入れません。
では、釣場をどのように選択したら良いのか?
一番単純な答えは有料施設、有料渡船、有料道路を渡らなければ行けない島、フェリーで渡る離島…。
正直、結構なお金を払ってまで釣りをしようと思うにわか釣り師は少ないです。
しかし、そう言った場所も今では比較的釣り人の出入りは多くなりつつあります。
結局は、手軽で安全でアクセスしやすい場所に人が集まり、釣り荒れて行くのです。
ここで少し真逆の場所を考えてみましょう。
上記の有料な場所とアクセスしやすい港、防波堤など以外には本当に釣場は無いのでしょうか?
そもそも、釣り=防波堤 となっていませんか?
なぜ防波堤でなければならないのですか?
防波堤以外に魚は居ないのですか?
違いますよね?
それ以外の場所を探索してみると、随分美味しいポイントを見逃して来ていた事に気付きます。
まず探したいのはブレイク
海岸沿いは砂地やジャリ浜に見えても、射程圏内にブレイクがあれば、そこは魚の通り道や隠れ家となっています。
次に適度な流れ
流れは餌を運んで来ます。
餌が流れて来ない場所に魚は集まりません。
注意して見ていると、餌が溜まる場所には大小問わず魚が群をなしています。
こういった群を探してみるのも一つの手です。
これらの条件が当てはまるのは防波堤以外にも沢山あります。
道路沿いに少しだけ残された小磯や、普段だれも釣らないような湾奥の護岸、堤防と呼べないような小さな石積み、干潮時にしか入れないゴロタ場など……。
なかなかそういった場所を探せない、少し手間だと思う方は、昔は沢山魚が釣れていた…。
メジャーポイントだけど、釣り荒れた…。
そんな場所の1km圏内を歩いてみることから始めてみてください。
その場所より魚の群が多く見えるような場所が発見出来れば、まだまだ手付かずの楽園が残されているかもしれませんよ。