色々なメーカーや、テスターが色々な型や大きさのルアーを、状況により使い分ける的な紹介をしていますが、特に初心者には目に毒だと思います。
と言うのも、1gで釣れなかったら、0.8g。
クリアで釣れなかったらケイムラ、グローと、ありとあらゆる製品が紹介されますが…
例えばジグヘッドの重さが10種類あり、ワームのカラーが10種類あれば、10×10=100通りもの組み合わせがある訳です。
コレに形状の違うワームやジグヘッドが加われば、200種類、300種類以上の組み合わせの中から、状況にマッチした組み合わせを選ばなければならなくなります。
これでは自分で自分の首を締めているのと同じで、何が正しいのかを見極める事が非常に難しくなってきます。
特に経験の浅い方ほどジグヘッドと同じく、ワームの種類や色を絞って、出来る限り選択肢を狭めることが大事です。
私の師匠は2種類のワーム、2種類の色しか使いません。
ジグヘッドも1gと2gのみ。
選択肢は2×2×2=8通り。
コレでほぼ全ての状況に対応しますし、必ず私より良く釣ります。
内訳としては、1.5〜2インチほどのシャッドテールとピンテール、色はグローとクリア。
必ず目立つものから投入し、そこから魚の反応を見ます。
(ちなみにシャッドテールは強波動で高アピール。ピンテールは微波動で控えめ。)
最初は1番目立つシャッドテールのグローを投入。
アタリがあるけど乗らない場合の選択肢は2つ。
・シャッドテールのクリアに替える
・グローのピンテールに替える
形、色、どちらかの要素を残したまま、ルアーチェンジを行うこと。
もちろん形、色は同じで大きさを変えて行くのもOK。
こうする事によって、どの要素がマッチしているのかを見極め易くなって来ます。
迷路に迷い込んでしまう人にありがちなのは、大きさ、色、形、全てを全く違う物に替えてしまう事。
又、それを何度も行い、結局どの要素が効果的だったのか分からなくなり、どうすれば良いか判らなくなります。
結果、無駄に沢山のルアーを持ち歩き、無駄にローテーションを行い、自ら迷宮に入り込む事になってしまうのです。
師匠も最初は沢山のルアーを持ち歩いていたようですが、ルアーローテーションの意味を考えだしたら、必然的に今の状態に落ち着いたそうです。
釣りも洗練されれば、無駄なものが削ぎ落とされて行くものなんですね。