釣場マップ、ガイドブックなどに掲載される釣場は、多くの釣り人が訪れ、釣果があがり、その結果有名となり、更に人が押し寄せ、釣り荒れて行きます。
そう言ったガイドブック等に掲載された時点で、もはや過去に釣れていた場所になってしまっているのです。
そうなってくると、人が知らない場所を自分で開拓するしかないのですが、闇雲にラン&ガンしてもなかなか良い釣場には巡り会えないものです。
そこで少し考え方を書き留めておこうかと…。
実は釣れる場所と言うのは、釣れるべくして釣れる場所で、ちゃんと釣れる理由があり、それが解れば、有名な場所やアクセスしやすい防波堤の場所取り合戦&密を避け、人知れず楽しめる場所が見つけやすくなります。
まず、この航空写真。
地名までは言いませんが、まぁ有名な場所ですから、お判りの方も多いでしょう。
そして釣り荒れて魚より釣り人の方が多い場所でもあります。
この写真とガイドブックを見た人は必ずガイドに従って釣り座を確保します。
さてその場所は本当に釣れるのですか?
その理由は?
ガイドに書いてあったから…
と言うのであれば、考え方を変えてくださいね。
では考え方。
まず、google earthを用意して下さい。
次に写真の場所を探し、3D表示にします。
すると、こんな感じ。
それを海ではなく陸を見るように回転させます。
すると、山谷がくっきり見えますよね。
場所選びのポイントはこの谷の位置。
(以前も同じような記事を書きましたが、それよりはgoogle earthの方が解り易いので改めて記事にしました)
谷には水が集まり海へと流れこみます。
その規模が大きくなると河川になりますが、河川とならない場所でも山谷がハッキリした場所では、山々の栄養や微生物を含んだ水が海へ流れこむ事になり、結果として魚が集まりやすくなります。
写真の場所は、山裾に港があっただけであり、港があるから魚が釣れた訳ではないのです。
ちなみに、この場所は潮の当るテトラ側の魚影も濃いのですが、実は港内、護岸沿いでも十分に魚は釣れる場所です。
この考えを基に釣場を開拓していくと、案外すぐに誰も知らないポイント発見に繋がったりしますよ。
防波堤の密な釣り場に拘らなくてもよくなります。