平成に入ってから建てられた賃貸住宅にはほぼほぼ100%浴室乾燥機がついていると思われますが…
私は築16年のアパート暮らしですが、築10年を超えてくると、あちこち不具合が出てくるもの。
春先には給湯器が壊れ、2日ほど温水が扱えない状態となり苦労しました。
結局は経年劣化で取り換えとなったのですが、今度は浴室乾燥機が・・・
汗だくで帰宅後、シャワーを浴びて、24時間換気から換気モードに切り替えたら、モニターに「22」のエラーコードらしきものが出て換気扇が停止している。
さすがにこの湿度の高い夏に換気をしないわけにもいかないので、型番から同じトラブルがないかネットで検索してみたが、「やっぱダメでした。取り換え・・・」もしくは「時間をあけたら復旧しました」と言うものばかり。
原因や対策は皆無に等しい。
あ、ちなみにウチの浴室乾燥機は、マックス(株)の「BS-103SH」と言う型番。
とりあえずは自分でなんとかしたい性分なので、アレコレ下記の事を試してみた。
①ブレーカーのOFF→ON
大抵の住宅用浴室乾燥機は専用電源を引いているらしく、とりあえずはコレを試してみたが、効果なし。再びエラー「22」が点灯。
②乾燥機操作パネルで時刻設定
アレコレ弄っていて、時計の設定をしたら復旧したと言う情報もあったため、一応試す。
結果、効果なし。
③フィルター清掃
これをやって復旧したと言う情報もあったので、試してみたが、結果は変わらず。
④リセットボタン
強制的に機器をリセットしたら再起動したという情報。
コレも効果はなかった・・・。
仕方ないので、その日は電源を落としたまま就寝。
運がよければ、明日動くかもしれないしね・・・
そんな希望を抱きつつ眠りについたわけだが、結局翌日試しても何も変わらず。
私のイライラもマックス(株)!
しかし、ここである事に気づいた。
リセットをかけると「コトコトコトコト」って音がして停止。
その後、換気や暖房の操作をすると、僅かではあるが「カタカタカタカタ」と音がする。
?????
何度かコレを繰り返していると、音が乾燥機本体からしている事に気づいた。
このカタカタ音、暖房、換気、冷房、24時間換気の操作によって音が異なる。
しかも途中で明らかに正常ではない苦しそうな詰まった音になってエラーとなる。
これは本体のダンパー的などこかが正常な動きをしていないに違いない。
こうなったら分解調査しかあるめぇよ!
とりあえず、恐る恐る浴室の点検口を開けてみる。
何にせよ、これだけの湿気や水分があるはずの浴室の点検口を開けることなど人生で初だからだ。
カビまみれかもしれないし、もっとオゾマシイ状況かもしれない。
しかし考えていてもラチがあかない。
なむさん!!!!
開いた点検口から中を覗いてみたら、思いの他キレイだった。
目の前には乾燥機本体。
ダクトでつながれている為、外す事は難しそうだ。
そこで、浴室の本体のフィルターやらカバーやらを外し、再びリセット、起動を繰り返していると、音源が写真左上だと判った。
おちついてよく見たら、フィンみたいな形状であることに気づく。
見た感じカビやら吸引した汚れやらの付着もありそう。
リセット後、換気モードにして恐る恐るフィンを指で押してみると・・・
動いた!!!
そしてエラーコードも出ずに、連続運転している。
エラー22の原因はこのフィンがモーターの力で動かず、過負荷となってエラーが出ていたようだ。
おそらく長年蓄積した埃やカビが固着したのでしょう。
一度換気を停止し、このフィンがスムーズに動くように清掃、何度か手で動かした上で、通常の運転モードにしたら無事復旧。
やっぱ色々興味もって試してみるもんだね。
これで無事、ムダな管理会社とのやりとりや、修理費用を払うことなく復旧作業完了です。