デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

事前情報

釣りへ出かける時に必ずチェックしておく情報があります。

潮汐、天気、マズメ時刻、釣場の地図です。

これすら自分で調べない初心者さんが居ますが、そういった方はまだまだ餌釣りにしてもルアー釣りにしてもスタートラインにすら立てていません。

新しくタックルを揃えただけ……。

ではそのタックルで、その日どんな釣りを展開する予定なのですか?

もちろん現場に着いてみなければわからないことも沢山あります。

しかし、上記の情報を調べて行くと行かないとではその日の釣りに雲泥の差が出ます。

 

逆を考えてみましょう。

まず、釣りに行く場所を提示されました。

あなたはその場所へ行った事がありませんが、手持ちのタックルで挑みます。

 

①航空写真を見る

その場所がどのような場所かを知る為に航空写真を見ます。

f:id:mfgpAJMBstyle:20211206235619j:image

浅いのか深いのか、サーフなのか堤防なのか、海峡筋だと流れは速いでしょうし、内湾であれば穏やかかもしれません。

よく見れば海藻がある場所、海底地形などもある程度は予測出来ます。

この情報から狙えるターゲットを絞り込みます。

 

さてここで問題です。

写真とは違いますが、河口・汽水域で釣りをする場合考えられるターゲットは?(答えは1番最後)

 

私は釣果情報は見ない主義ですが、何も情報がない初場所では、その近辺でどんな魚が釣れるのかを調べる為に釣場マップを活用する事は否定しません。

釣具屋さんに行けばメジャーな釣場の地図と釣魚が書かれた釣場マップを無料で入手出来ますので、はじめはそれを活用するのも一つの手です。

 

②天候チェック

天気予報サイトでもいいし、windyでも良いです。

f:id:mfgpAJMBstyle:20211207000027j:image

自分が釣りを展開する時間の天気、風向き、風速をチェック。

それにより釣場や立ち位地を決定します。

横風になる立ち位地だと、釣りにならない事もあります。

 

潮汐表のチェック

干満の時間を調べ、どのタイミングで何を狙うかを検討します。

f:id:mfgpAJMBstyle:20211207000042j:image

浅い場所だと干潮時には遠投が必要になりますし、大潮や中潮で潮が動けば海峡筋は川のように流れて釣りづらくもなります。

また、日の出、日没のマズメ時間帯の潮位がどのくらいで潮が動いているのかどうかも調べましょう。

写真の中で言うと朝マズメには干潮から満潮に向かい潮が動きます。

夕マズメには干潮時間帯が重なり、潮が止まります。

 

④表面海水温のチェック

直近の海水温はどのくらいなのかを調べます。

f:id:mfgpAJMBstyle:20211207000751j:image

魚は変温動物ですし、すごく温度に敏感です。

また、魚種によって快適な水温が違いますから、狙いたい魚の適水温が何℃なのかも調べておきます。

 

⑤釣りたい魚の生態を調べる

上記の情報を基に釣りたい魚を決めて行く訳ですが、何も知らない初心者(調べようともしない中級者含む)さんは、ルアーを投げれば何か釣れると考えます。

ビギナーズラックはありますが、そんなに甘くはありません。

例えば「大物が釣りたい」と言う初心者さんが居ますが、その大物の魚種は?生息域は?接岸時期は?適水温は?常食ベイトは?昼行性?夜行性?回遊性?定着性?行動パターンは?

それすら分からない、知らない状態で、とりあえず買ったルアーで釣りたいと言うのは見当違いです。

狙った魚種が釣りたいのであれば、その魚が住んでいるような場所に行き、タイミングを合わせなければ出会える確率は上がりません。

場所を決められたのなら、その場所に住んでいる魚しか釣れない訳です。

 

情報収集をして釣りに出かけるようになると、その日使用するタックル準備を完了して出かけられますし、現地に到着して素早く釣りを開始出来ます。

あとは微調整を加えてやるだけ。

 

情報収集をしない人は、ネットや聞いた情報に振り回され、釣具屋に寄って新製品を眺め、現地に着いてやっとタックル準備を開始。

風や潮位がダメとか釣れないと感じては釣場情報、釣果情報をアテに移動を繰り返し、釣りをしている時間より準備や移動の時間の方が長くなる。

魚の活性が上がり、捕食モードに入る時合いと言うのはせいぜい30分程度です。

その時間にタックル準備や移動でもたもたしていてはチャンスを逃す事になります。

どちらが効率的かお解りですよね?

 

一言で魚釣りと言っても、自然条件、魚の生態など興味を持って調べる事、学ぶ事が沢山あるのがお解り頂けたでしょうか?

これらを自分で調べる事は、安定して釣れる釣り人への第一歩なのです。

 

また、初心者の方こそ調べる癖をつけておくべきで、この情報を他人や釣具屋、信憑性のないネット発信のモノに頼っていては、いつまで経っても上達出来ない自称ベテラン中級者になってしまいますよ。

 

ちなみに釣場やターゲットには地域差があります。

テレビで見たから近場で同じ道具で同じ事をしたけど、釣れないと言う事は当たり前にありますので、そこは勘違いしないで下さいね。

 

▼魚種の生態や釣り方は以下のサイトでチェック

https://www.zukan-bouz.com/sp/index.php

http://www.daiwa.globeride.jp/pictorial/?_ga=2.101708553.9232025.1638801737-1874502285.1638801737

https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/

http://tsurihyakka.yamaria.com

 

▼問題の答え

河口・汽水域で狙える代表的な魚

・スズキ

クロダイ

・キビレチヌ

・コノシロ

・マゴチ

・カレイ

・ハゼ

etc.