外気温-2度、風速8m。
こんな条件で釣りに行くヤツなんてそうそう居ないであろう…
そう思いながら釣場に着くと、後からワーゲンゴルフがやってきて、せわしなく車から降りるなり、クーラーボックスとタックルボックスを持って常夜灯下へwww
いやいや…そんなに慌てて場所取らなくても常夜灯下に興味ないから(汗)
釣場の奪い合いをするほどガキではない。
闇場所で釣るのでゆっくり荷物を抱えて移動しながらその人を見てみると、ジグ単とフロートの2タックル。
私が強風の風上側に入ったので、邪魔される事はない。
深夜の天気が降雪予報に変っている。
もたもたする訳にはいかない。
釣り始めてみると、なかなかアタリが出ない。
デイで厳しいので、警戒感の下がる夜ならどうだ?と訪れてみたのですが、あまり昼と変わらない様子。
だいぶ海も荒れているので反転流と潮目を表層から順に攻める。
すると、ボトムから少し上で抱卵のクロメバルが食って来たのでリリース。
と、言うことは、そろそろ産卵期突入か???
産卵期となれば、ボトムベッタリで口を使わなくなる事が多い。
結構厳しいかも…。
更に、風は追い風、潮は当て潮、反転流からの払い出しの潮の速度がコロコロ変わるので、油断しているとすぐに根掛かる。
山からの吹き降ろしの追風がもろに当たる。
ラインがとられてなかなかリグが沈まず釣り辛い……。
寒さと根掛かりで何度も心が折れそうになるのを耐え、迎えた満潮からの下げ潮の動きだし。
目の前に出来た潮目の流れに乗せて、反転流までジグヘッドを流し込みながらボトムを取り誘いをかけると・・・
それまでが嘘のように20㎝、21㎝、24㎝が連発。
おそらくメバルもこの下げ潮の動き出すタイミングを狙って餌を捕食してきたんだと思う。
それから後は小メバルがちょろっと釣れて、またノーバイト。
常夜灯下の釣人は風に対処しきれずトラブル連発。
おまけに小メバルすら釣れていない様子。
急激に水温が下がった時に更に水温が変動する流れのない浅い常夜灯下にメバルは入ってこない。
もっと言えば、ここのメバルは常夜灯の灯りではなく、流れに着くメバル。
特に今年は昨年と違い、クロメバルが圧倒的に多いので、流れと捕食モードが一致しないと食ってこない展開。
ひたすらジグ単とフロートのリトリーブをされていましたが、全くメバルが表層に居ないので、アタリすら出ないのでしょう。
暴風でもキッチリボトムを取れるリグでなければ勝負にならない事もある…。コレを真面目に伝えるメディアも無いので、メバルはスローリトリーブで釣ると思い込んでいるのでしょうね。
巻取りの音で判りましたが、これだけ風で海面の潮が流され、ラインも煽られる状況でのPEラインの使用はかなり難しいです。
2時半、ついに雪まで降ってきた上、潮も引いて来たので常夜灯下の釣人を尻目に納竿。
入れ替わりで私の釣っていた闇場所暴風エリアに入って行きましたが…
私が連発したのを見ていたので、帰るに帰れない状況となってしまったのかもしれないですねwww
さて、帰宅してメバルを捌きます。
今回は刺身とフライ+タルタルソース。
美味しく頂きました。