年間釣行の中でも、数日は何をやってもダメな日があります。
下手したら餌を使っても釣れない日。
そんな日が、たまたま今日だったと思い、珍しく2時間で退散。
早朝、ど干潮からの返しの潮で短期決戦を決め込んでデイメバリングの釣場へ。
ホントに今年は外れ年なのかと言う程メバルも少ないので、可能性の最も高い時間帯を狙ってみましたが、釣れてくるのは20cmに満たないリリースサイズがちらほら…。
これでも数が釣れ、楽しませてくれるのなら話は別ですが、1匹釣れると10分以上魚信無し。
下手すりゃ産卵後のアジより厄介。
基本的に数が昨年と比較して圧倒的に少ない。
藻が減ったのもありますが、沖に設置されていた牡蠣筏が撤去された事も大きいのかもしれない。
筏の下にぶら下がる牡蠣には魚の餌となる甲殻類やゴカイ類、微小生物が住み着きます。
牡蠣筏と牡蠣を扱う水産会社が近くに有るのと無いのとでは、魚影が明らかに違って来ますからね。
とはいえ、私がその程度の理由でロシアみたいに早期に戦意喪失する訳もないのですが、問題は風。
昨年、風速13mでもアジングを敢行した私ですが、物事には限度があるようで…。
天気予報では風速4〜5m/sでしたが、実際には最大瞬間風速ってのが17m/sを超えていたようで、しかも横風ともなれば、数グラムのリグなどいともカンタンに風に取られてしまいます。
向い風ならまだ攻めようもありますが、3gのリグでも着底しないうえ、潮が風と逆に流れるので超厄介。
普段でも2枚潮が発生する場所で、表層が風と逆なら3枚潮。
おまけにライントラブル発生で20mほどラインを無駄にして、気持ちの糸がプツンと切れた。
やめた やめた!
やってられっか!
何やってもダメな時は、悪足掻きしたところで、状況が一変する訳ではない。
勇気ある撤退。
私はロシアのプーチンとか言うアホでハゲで耄碌した、未だに1900年代初期の軍国共産主義者ではない。
潔く負けを認め、撤退する事とした。
結局本日は不本意ではあるが、キープ0。
しかしコレが自然相手の遊び。
PE、キャロ、スプリット、メタルジグ……
他にも攻め手があったはずだが、それを準備しなかった事が今日の敗因。
こういう日は、釣具の手入れとかして大人しく次に備えましょう。
そろそろボロボロで短くなったラインも巻き替えよ…。