長いこと釣りをしていると、生命感の有り無し、釣れる雰囲気と言うのが必然的に解るようになってきます。
昨日は仲間内5人で離島釣行へと出向いたのですが…
開始1時間で、
あ……コレ……今日は確実にダメな感じ……。
って気がしてその予測が的中。
まずダメだと思った1番の理由が、釣場にスズメダイ、フグ、カワハギ等の姿が見当たらなかった事。
雑魚と呼ばれる小魚の存在は、そこが餌がある、もしくは流れて来る場所かどうかを教えてくれます。
撒き餌を数投撒いても小魚1匹現れないこの状況なら、見切るには十分な理由。
次に、大潮であるにも関わらず、潮が停止。
瀬戸内海ではよくある事ですが…
撒き餌をうっても垂直に降下していく。
更に刺し餌が小魚に取られない上、オキアミが真っ白になって戻ってくる。
オキアミが白くなるということは、海水温がかなり低いと言う事。
まだ頭の部分だけでもかじられていれば、何か居るかもと期待も持てますが、頭すら取られない悲惨な状況。
当然私の中では1時間程度で諦めモード。
絶対ダメだわ…。
こうなると、選択肢としては底物狙いの投げ釣りか、ルアーの2択。
結局投げ釣りにて、M氏と私がシロギスをGETし、あとはメバル、小カレイ、メゴチ、放置した餌にウミケムシとシャコが釣れたのみ。
まぁ、結果は判っていた事。
私1人か経験者だけなら、すぐに見切りをつけて、ラン&ガンしていたでしょう。
餌釣り、多人数、道具を広げての釣りでは簡単には移動出来ないのが難点。
瀬戸内海の春と言うのは水温の上下が激しく、それを繰り返しながら6月にかけて上昇して行きます。
今回の離島釣行は、2日前の雨と、その後の気温低下の影響を受けて、水温が下がった時に来てしまった感が否めません。
そんな時もあるし、遊びの釣り。
機動力を活かしてとびしま街道をラン&ガン予定。