なんでもジグ単でこなして来た事、しまなみの元ホームエリアがすこぶるメバルの魚影が濃かった事などから、実はあまりプラッキングと言うモノをやった事がありません。
しかし、今日は同業者M氏がプラッキングを教えてくれると言う事で、ガチのメバリングとびしま街道遠征へと行って来ました。
ライトゲームをやり込んでいる対等なアングラーとの釣りは久しぶり。
釣りに対する集中力、洞察力、機動力、手数の多さなどを同じレベルで展開出来るので、釣場毎の攻略が速い。
まず訪れたのがO港。
水道筋の激流エリア。
潮の流れはコロコロと変わりメバルのレンジも頻繁に変わるなかなか厄介な場所。
ライズがあればプラッキングの予定でしたが、明暗共にライズ音すら聞こえないので、リグ変更。
ジグ単で攻めるのか、スプリット、キャロなのか、プラグ、フロートなのか、状況判断が的確で速いので、開始早々、2人共5匹以上を釣り上げる。
潮の流れ、見切りのタイミングなどを話し合い、ポイント移動を決定。
O港でのメバルの反応がイマイチな為、M港付近へ移動。
アタリは頻繁に出るが、同じレンジ又は1匹釣ると、極端にアタリが減る。
その時、ボトムを取った私のロッドに違和感が!
アワセを入れるとアタマを振る魚。
デカい。
今までのキーパーサイズのメバルとは明らかに違う重量感。
マダイか?ヒラメか?
メバルならかなりデカイ。
が、中層まで浮かせた段階でフックアウト。
まさかの今日イチの魚を取り逃がす大失態を演じてしまった。
その後はアタリが減ったので、付近一帯をラン&ガンする事に。
本流の当たらない湾の橋や小波止などを徒歩で探ると、小さいメバルは頻繁にアタるし釣れる。
塩分濃度の低そうな場所ではタケノコメバルも釣れた。
この時点で2人ともリリース含めて30匹以上の釣果。
時刻は午前1時前。満潮まで1時間半。
型が出ないので、クルマでの移動を決断。
移動中に波止でもなんでもない道路沿いに、ナトリウム灯が海面を照らすポイントを発見。
2人共「ここ、行けそうじゃない?」って事で、試しにジグ単によるサブサーフェイス攻めを実行。
ロックエリアのブレイクにジグが差し掛かるあたりで、触れるような小さなアタリ。
即アワセを入れるとかなりの抵抗感。
足場が高いため勢いで抜き上げると、実測25.4cmの良型メバル。
潮がよく当たるエリアな為、メバルの魚影が濃くサイズも大小様々。
コレはなかなか良いポイントを発見したかもしれない。
GoogleMapにポイント追加。
明暗境でライズも起こりだしたので、リグをプラグにチェンジ。
今回投入したのはスミスのメバペンJr.
本来スタンダードなメバペンメバルを購入予定だったが、この時期人気商品なのか品切れ状態。やむなくJr.を購入。
このプラグ、知らなかったけど、小魚を模しているように見えるが、上から見ると、リヤのフィンがコイカのエンペラの形をしていて、サーフェイスを漂う感じはコイカソックリなのである。
▲別の場所で発見したスルメイカの稚魚
さて、いよいよ本日メインのプラッキング開始。
プラグをキャストし、流して行くだけだが、PEが風に取られる為、思ったコースのトレースが難しい。
M氏がバシバシプラグで釣るのを横目に見ながらラインコントロールを真似る。
そして、数投後……。
着水から2、3秒後に水面を割ってライズするメバル。
同時に風で膨らんだラインが張り、ティップに僅かに伝わる生命感。
乗った!
ロッドを立てると抵抗するメバル。
条件が合えばプラグで釣れる事に感動。
ルアーフィッシングの楽しみは、こう言った怪しげなモノで釣れる驚きと感動にあるんですよね。
その後、プラグによる数釣りを楽しみ2人共に50匹オーバーを達成。
満潮を迎え、いよいよ潮も止まった午前3時過ぎにキープサイズを4〜5匹としてストップフィッシング。
苦手意識のあったプラグを克服し、数も型も出た。
今回プラッキングのノウハウを教えてくれたM氏に感謝。
また、M氏のラン&ガンや場所を見切るタイミング、私の釣場選定や考察など、お互い勉強になる部分も多く、充実した釣行となりました。
追記
プラグの重量が2〜3gだった事を考えるとPE0.4は太過ぎた。
PE0.2で十分かもしれないが、どちらにせよ横風の中でのコントロールは厳しかった。
ならばソリッドのメバリングロッドにフロロ3lb直結でメバルの突っ込みを抑えつつ、風に対処した方が良かったかもしれない…。
追記の追記
楽しかったラン&ガンフィッシングですが、帰りが地獄。
M氏も私も前日仕事で既に24時間以上起きている状態。
猛烈な睡魔に襲われた事は言うまでもありません。