昼間にとびしま街道から呉島嶼部へ現地調査。
テレスコロッド1本のみと言う装備。
相変わらずメジャーな漁港には釣り人が多いが、昨年より幾分少なく感じる。
まぁ現実的に甘くない事や場所が無い事が分かって来たのでしょう。
良い事、良い事。
先日、同業者と訪れた場所から自分の通うエリアまでの魚影と地形をチェックして周る。
地味な作業だが、コレがいざと言う時や釣れずに苦しい時に効いてくるのだ。
さて、メバルの沢山釣れた激流エリアに行ってみると、反転流の出来るあたりには、やはり藻場が存在しました。
割と背の高いホンダワラが見え、付近にスズメダイとメバルの姿が確認出来ます。
流れの速い場所は、ほぼほぼ砂地みたいな感じ。
次にプラッキングをしたエリア。
夜であまり見えなかったが、結構浅い。
小さな磯場で7〜8m先にブレイクがあり、そこにカジメっぽい海藻が見える。
潮はこの磯場をかすめるように流れるため、ひっきりなしに餌が運ばれるのかもしれない。
流れは速い。
その中を泳ぐウマヅラハギやサッパのような群れた魚も見えたので、ここも割と生命感はある。
GoogleMapで見てもハッキリわかるくらいの流れが当たる場所なので、他にもこういった場所を探せば魚影の濃い場所は見つかるかもしれない。
兎に角藻場が少ない。
私が通っているエリアも含め、最近は夜釣りばかりになっていたので解っていなかったが、本来なら藻がある場所の岩や敷石が丸見えなのだ。
当然生命感もなく、スズメダイ1匹見当たらない。
目を凝らしてよくよく見ると、ゴミに紛れて1cmほどの小さなイカが見える。
時期と低水温を考えると、アオリイカやスルメイカではなさそう。
コウイカの子どもかもしれない。
冬場にメバルを狙っていた場所には変化があった。
沖に牡蠣筏が設置され、スズメダイとウミタナゴが沢山見えるようになった。
冬場にアイナメを釣った場所でもあるのだが、アイナメの稚魚っぽい魚も見えたので、この場所で繁殖しているのかもしれない。
藻の量は昨年より少ないが、流れが当たる場所であるし、居ないと言いながら20cm前半のメバルを捻り出せて居たので、まだ他よりはマシな環境なのだと判断。
最後に、地元おじいちゃんに聞いたアジの産卵場所があった港へと行ってみたが、沖に一文字堤防が造られ、産卵場所にあった筏、台船も撤去、そこにあった藻場も消滅と悲惨な状況。
干潮を迎えたためか、沖堤防で流れがなくなったのか、潮も動かず陽も落ちて来たので、納竿とした。
こうしてみると、年々釣場環境と言うのは変化しているし、そのスピードも数年前より速い気がする。
広島に引っ越して来てから、昨年釣れた時期と場所だから、今年も同じ時期と場所に…。
と言う場所がほとんどない。
そもそもその考えが横着で、言ってみれば「だろう運転」と同じな訳だ。
やはり実際に明るい間に歩いてしっかり観察しなければ、次に魚が何処に現れるかと言う予測も立てられないと改めて実感した。
コロナ以降、猫も杓子もレジャーとなった為、人混みを避けた夜釣りにシフト気味だったが、目で見える環境、情報を収集すると言う大事な事が出来ていなかったなと反省。
自分で収集した情報無しではデイアジングは成立しないし、ナイトアジングでも不利となる。
この連休中に、もう少し広範囲を調査してみよう。