初心者は常夜灯下。
中級者は常夜灯に集まるベイト。
上級者はそれ以外の流れや潮を読んで釣りをすると言います。
まぁ常夜灯下は鉄板ポイント。
初心者にも分かりやすく、安全で、足場の良い釣場である事は間違いありません。
でも、常夜灯下……なかなか思ったところに入れないと言うのも、昨今の釣場事情ではないでしょうか?
そこで思いつくのが集魚灯や投光器。
灯りのない場所で、灯りをつけてアジを集めてしまおう。と言うのがコンセプト。
そう言った製品も発売されています。
ですが、一つ注意点。
集魚灯を使ってよい地域とダメな地域があります。
場合によっては罰則も適用されるとの事なので、釣りをする地域のルールは知っておかなければなりません。
一度興味を持って目を通してみて下さい。
あなたの釣りはルールに違反していませんか?
https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/yugyo/index.html#都道府県問い合わせ窓口
灯りによるアジは灯りに寄る餌を求めて集まってくると過去に何度か書いてきました。
では、灯りをつければ即アジが寄ってくるかと言えば、そうではありません。
経験から、灯りをつけてから1〜2時間後に釣れ始める事は良くありました。
小規模な食物連鎖を強制的に作ってやろうとする訳ですから、プランクトンなどアジのベイトが十分寄って来ないとアジも寄って来ないんですね。
1〜2時間なんて待てないよ…と言う方は、アジが釣れている常夜灯の近くで灯りをつけるのが最も効果的。
アジが居ると解っている上、餌も近くなら寄り易いですから。
まぁあまり私はこの手の釣りはしないのですが、どうにかしたいなぁ…と言う時には市販のLEDライトとモバイルバッテリーを使います。
灯りのない堤防や護岸で、玉の柄や使わなくなったテレスコロッドなどにLEDライトを固定してロッドホルダーに立てておきます。
ちなみにこのライトは白色と電球色の切り替えが可能です。
使わない時はクルマのトランクに入れておくし、モバイルバッテリーは別の事にも使えますからね。
さて、1番大事な事ですが、効率よくアジや餌を集めようと思うのなら、灯りをつけるタイミングが重要になって来ます。
ベストなタイミングとしては夕まずめ。
陽が落ちて薄暗くなるタイミングに合わせた方が餌もアジも寄り易い傾向にありました。
暗くなる前に灯りを認識する餌が、暗い中突然灯ったあかりよりも、寄り易いのだと思います。
したがって、強制的に灯りを作り、アジングをやるつもりなら、夕方のまだ明るい時間から釣場に入り、潮の流れなどを意識しつつ、灯りをつけて夜に備える事が大事ではないでしょうか。
もちろん餌が居て、アジが居るエリアでのみ有効な手段ですよ。
何処でも成立するほど甘くもないし、アジは居ない所にはホントに居ませんから…。