年魚とは、寿命が1年しかなく、産まれて1年後には産卵を終え、死んでしまう魚の事を言います。
代表的な魚は、アユやハゼ、イカ類などがそれにあたります。
ジャンルで言うと、1、2を争う人気のエギング。
春の産卵期の大型(1㎏~3㎏にまで成長する)のアオリイカや晩春に孵化し、秋ごろに釣期のピークを迎える新子と呼ばれる300g~700gまでの子イカがターゲット。
毎年毎年、その春に産卵、孵化を迎えると言うことは、秋にターゲットと成り得るアオリイカは、エギなど見た事もないわけです。
ですから、秋のアオリイカシーズン初期には比較的イージーなエギングが楽しめます。
それでも、毎年難しくなってきていると感じるのは、アオリイカの数の減少もあるかもしれませんが、遺伝子による情報伝達が成され、進化してきているのかもしれないとも思ってしまいます。
と言うのも、ここ数年エギングをしてみたい初心者さんを秋のエギングシーズンに案内するのですが、アオリイカは沢山居ても、1杯釣られると、他のアオリイカが反応しなくなるんです。
もっと早い時期に餌木を見せられスレているのかもしれませんし、この地域特有のものかもしれません。
しかし、明らかに数年前より釣りづらくなって来ています。
遠い昔から生物は環境や生活に適応するために進化して来ました。
それは非常にゆっくりとしたものですが確実に起こっていることです。
そうした事から考えると、イカの中にも餌木が危険と言う本能が遺伝しているのかもしれませんね。
ましてコロナ禍でエギング人口も増えたので、陸からのエギングは益々難しくなって行くでしょう。