スプールにラインを固定するラインストッパー。
釣行を終え、片付けをしていると、先程留めたはずのラインがはらはらと解けて来ている。
アレ?
よく見ると、ラインストッパーが外れ、大穴が空いているスプール。
こんな事ある?
ネットで調べてみたら、案外このトラブルは起きているらしく、まぁ製造から10年も経過した樹脂パーツじゃ仕方ないのかもしれない。
とは言え外れたままだと不便だし、何より見た目も悪い。
幸い外れたラインストッパーが見つかったので、持ち帰って観察してみる事に…。
スプールを裏側から覗くと、ラインストッパーの位置に突起があります。
どうやらストッパーに穴が空いていて、それをこの突起に嵌め込み固定していたようですね。
コレが正常な状態
現状のラインストッパーを見ると、穴の周りの強度の弱い部分が割れてしまったようで、もはや突起に引っ掛ける事は出来ません。
残念な事にアフターパーツもラインストッパー単体の販売は無いらしく、入手不可能。
割れた部分を溶かして修復するか?
いや、それをやってもまた同じ事になるし、強度不足からすぐ壊れるかもしれない。
何とかならないかと一晩悩み考えた結果は、スプール側とラインストッパーの残りの部分に新たに穴を開け、M1.0〜M2.0のマイクロビスで固定すると言うもの。
ホームセンターにビスを探しに行ってみる…が、こういった特殊なモノは置いてなさそうだよな…
諦め半分で覗いてみると、メガネなどに使う小さなネジセットがあった。
長さ3〜12mmのM1.7のネジセット。
お値段¥198。
使うネジはコレ。
早速帰宅し、ストッパーの残骸に1.5φの穴を開けます。
次にスプールにも同じく1.5φの穴を空け、長いネジで気休め程度のピッチを刻みます。
スプール本体は真鍮なので、慎重にやればプラモデル用のピンバイスで穴が空けれます。
穴空けが完了した写真がこちら
穴を空けたラインストッパーを3mmのネジでスプールに締め込み完成!
強度も問題なく、普通にラインも保持出来ました。
新品スプール購入も考えましたが、手持ち工具と小さなネジのおかげで、約¥200で修理が完了しました。
また無駄な知識とスキルが増えました…💦