昨年末から出来ていなかったアジング。
資格試験、出張と悪夢の15連勤が終わり、やっと本格的に釣りに没頭できる休みとなった。
とは言え、1年で一番厳しい真冬の2月。
広島では、ほぼメバル、カサゴ以外は釣れなくなるし、彼らも産卵を終えてガリガリになっちゃってるので、引きも弱い。
当然アジは絶望的で、本来この時期にアジを狙う事などしません。
2ヵ月弱もホームグラウンドである瀬戸内・広島の海をチェック出来ていなかったので、海の状況が全く解らない。
正直0からの調査で、何か釣れたり発見があればラッキーくらいの感覚で、自分の中のアジポイントをナイトで4箇所ラン&ガンしてみる事にしました。
1つ目のポイントは作業船が灯りを煌々と照らし、騒音と言うオプション付きだったので、諦めて2つ目のポイントへ。
ココは20㎝前後ではあるが、デイでの実績の高い場所。
キャスト毎にアタリがあるし、大きさを言わなければ引っ切り無しにメバルが釣れる状態となっていた。
3つ目のポイントは湾奥護岸。
常夜灯があるにも関わらず、メバルすら当たらない。
案外釣り荒れているのかもしれない。
最後のポイントは、表層でメバルがライズしていた。
風が強く、水面が波立っている。
こう言ったシチュエーションではクロメバルとの遭遇率が高いのだが・・・
思っていた通り、表層にクロメバルが沢山浮いている。
メバルの中でも身体の大きさの割に1番よく引き、遊泳力の高いクロメバル。
まぁ今日は久しぶりの肩慣らしみたいなもんだし、クロメバルの型の良いヤツキープして帰ろう…。
深夜2時ともなれば外気温も0度。
流石に限界も近く、ここで1〜2時間やったら終わろうと集中する。
中層からボトムにかけては何もあたらないので、表層付近を集中して攻めていると、メバルのコッコツコツと言うアタリではなく、コンッ!って鋭いアタリが…。
ほぼ水面だったので、掛けるとバシャバシャと暴れる魚。
ちょっと型の良いクロメバルだと思い抜き上げると、大型のアジ。
えっ⁉︎マジで⁉︎Σ(゚д゚lll)
何かの間違いではないか?
もう10年アジングをしているが、2月にアジが釣れたのは魚影の圧倒的に濃い上関や周防大島、日本海側だけだ。
瀬戸内、広島は真冬の水温が10℃前後まで低下するし、私の通うフィールドで釣れた試しが無かった。
レンジはクロメバルの少し下。
キャスト後、表層から少し沈めながらスローなリフト、テンションフォールにアタって来た。
角が立つトゥイッチやシェイキングにはアタリは出ない。
更に同じ釣り方で型は落ちるがもう1匹追加。
単発ならマグレかと思うが、確かにアジが居るようだ。
クロメバルほど活性も高くないし、アタリ自体も少ないが、この海域では真冬でもアジが狙える事が判明した。
釣りものが少なくなる真冬の瀬戸内、広島。
アジなんか4月まで釣れないよ…。
自分の経験からそう決め付けていましたが、ココにはそうではない釣れる要素があると言う事なのでしょう。
コレは嬉しい驚きと発見。
何はともあれ、2023年の初アジ。
正直尺アジか?と期待していたが、帰宅して測ってみると若干30cmに届かない泣き尺…。
それでも28cmもあれば十分な良型。
暫く集中的にこの海域の調査をしてみようと思います。
真冬のアジ攻略…。
新たなステージへステップアップ出来る予感。