現実逃避なお時間です!
年に一度の(いや、やろうと思えばもっと出来るわけだが)現実逃避の島への自由気ままな釣行。
今年のGWは、結構天気にも恵まれる予報です。
となったら、シロギス、マサバ、カワハギ狙いで、誰も目を付けようともしない場所、そして、携帯の充電なんぞガン無視して、自分自身の心身浄化のための離島釣行のプランを策定中。
まとまった休みに溜まったストレス全部吐出さなきゃやってられんって!
さて、現実逃避の島への移動中に気づいてしまった!
お遊び用のタックルボックスを家に忘れる。
マジでありえない状態。
その中には、ウマヅラハギを釣るための鈎やメタルジグの結束するための溶接リングなど、今回の釣行で必要なものがかなり入っている。
しかし、気がついたのが尾道手前。
もうどうしようもない。
仕方がないので、昔よく利用していたカジキと言う店が早朝5時から開いているので、鈎やラインを買うために立ち寄ってみた。
こじんまりした店だが、欲しいものがお安く手に入った。
ここのお店の常連になると、結構な無理を聞いてくれるので、過去によく利用していた経緯がある。
他の店で普通に購入すると高額な本虫だが、ここのお店は本虫の切れっぱしを格安で売ってくれたりもする、良心的なお店だ。
しまなみ海道に釣りに行く時はぜひ利用してみて欲しい。
さて、必要なものを買い込んだとは言え、タックルボックスの中に入っているほどのものは揃えることができず、手持ちの武器で戦うしかなくなったわけだが、まぁ、遊び程度の餌釣り、何とかなるであろう。
そのまま、高速に乗り因島へ上陸。その後離島へ向かうフェリー乗り場へ向かう。
到着と同時に出発。
ギリギリのフェリーに間に合ったため、息をつく間もなく乗船。

いよいよ現実逃避の島へ上陸だ。
今日は暦上平日のためか、学生の乗船者も多く、釣り客もあまりいないような感じだ。
世間一般では平日扱いなので、休日ではなかったのかもしれない。
さて、とりあえず上陸してみたものの、ど干潮な時間帯。
まずは、シロギスを狙って、ちょい投げができる、割と大きな港へ向かう。
昨年は護岸一帯にファミリー層が激混みだった港ですが、今年は釣りブームも去ったのか、世間が平日扱いのためか、ほとんど釣人が居ません。
まぁコロナで爆増した釣り人なんて、そんなもんなんでしょうwww
場所を確保したら、車のトランクハッチを開け、日焼けしそうな日差しを避けながらちょい投げを開始。
案外、気温も低く、風が吹くと寒い位だ。
確実に服装をミスった感が否めない。

開始早々、良型のシロギスが釣れ、幸先が良いと思っていると、そこから続かない。
2匹釣った後、当たりがなくなって少ししてから赤エイがかかるハプニング。
近くでインフレータブルボートで出船の準備をしていたご夫婦が慌ててタモを持ってきてくれたが、ラインブレイク。
見ず知らずの私にご協力してくださろうと言う気持ちがすごくありがたかったです。
さて、その後も、ちょい投げを続けてみますが小さなキスばかりなので、11時ごろにちょい投げを一旦終了。
早めの昼食とすることとした。
昼食後、移動するかどうか悩んでみたものの、ちょうど満潮前後を迎えたため、今度は、フカセ釣りの準備。
何か釣れれば、ラッキー程度の考えで、同じ港の防波堤の先端ががら空きだったため、ウマヅラハギ狙いで撒き餌を打ってみた。
1㎏程度持ってきた、撒き餌の半分ぐらいを使い切ったところで、ようやくウマヅラハギの姿を確認。
浮き下を2ヒロ半に取り、刺し餌を頭部分と胴体部分が折りたたんで針に差し投入すると、一発で食ってきた。

カワハギやウマヅラハギは、餌の針への差し方次第で釣果が大きく変わってくる。
色々な魚がそうなのですが、オキアミのアタマを狙って来て、胴体はガン無視する傾向にあります。
その理由はオキアミのアタマには、魚が好むアミノ酸が多く含まれているから。
つまり、喰わせたい箇所に鈎先を持ってくるのが釣果アップの必須条件となります。
とりあえず40センチ弱のウマヅラハギ2枚を捕獲したので、小さいウマヅラハギはリリース。
合計6枚釣ったが撒き餌がなくなったので、ここで終了。
納得のいく釣果が得られたので、夕まずめから夜にかけて、アジングが成立しそうな場所を探して、ゆめしま街道を徘徊してみることとした。


一通り釣り場探索を終えたら、海際には釣り人がいるので、山方面に走ってみる。
山の中にトイレを完備した、公園があったので、そこで早めの夕食を取り、お待ちかねの飲酒タイム。


ゆめしま街道は、愛媛県の行政下にあるわけですが、こういった公共施設の管理は非常に行き届いていて驚かされます。
本土の小汚い公衆トイレと比較にもなりません。
我々利用者も美化に努めようと思えますよね。


さて、陽はまだ高いのですが、夜戦に向けて早めの食事、就寝。
22時30分に岩城島に移動。昨年訪れたときに気になっていたポイントが空いていたので、ここでアジを探してみることにした。
結構良い流れが効いているにもかかわらずアジの当たりは無い。
防波堤先端の足元にシーバスがウヨウヨ。
常夜灯当たらない部分では、何やらバシャバシャメバルがライズしている。
ものすごく生命感があるにもかかわらず、全くアジからの反応は無い。
まさかベタ底に張り付いていないかとボトムを探ってみると、根が荒いのか、一発目で根がかりと思っていたら、ロッドから伝わる生命感。
重いと思ったらアコウだったようだ。
結構抵抗して浮いてきたアコウ 30センチ後半位。
ラインはThe One 0.13号
エステルじゃないから行けるかと無理矢理抜け上げようとしたら、ラインブレイク。
まぁ、そうなるよね…普段使いのエステルじゃないから、ライン強度を過信し過ぎていました。
千載一遇のチャンスを無駄にするとはこのこと。
悔しさのあまりタモ網をクルマにとりに帰ったが、後悔しても後の祭り。
なんてこった…。
小物狙いでも必ずタモは用意しておくものですね。
その後もアジを探してRUN&GUNしてみたものの、どこもかしこもメバルとシーバスだらけ。
どこの場所も水面をバシャバシャやっているので、魚がいないわけではないし、生命感もあるのですが…
一旦諦めて、明け方からアジングを再開することにした。
明け方4時過ぎ。
空が白みだすタイミングで、常夜灯はない防波堤だが、流れが効いた波止で、朝まずめにワンチャンあるかと期待して釣り再開。
しかし、相変わらずアタリがない。
周囲が明るくなってきた頃、中層よりちょい下あたりで明確なアタリが出た。
かなり抵抗する魚。
ドラグを引き出すトルク、定期的な抵抗感。
なんとなく、マダイっぽい感じがしてはいたが、浮かせてみたら、やはりそうだった。

食べごろサイズの30㎝ちょい。
その後もキャストを続けるが、足元に見えるのはカタクチイワシやコノシロばかり。
結局アジのアタリ一つも得る事が出来ず朝マヅメ終了。
キス狙いの虫エサが余っていたものの、続行する体力がなく、お昼前で離島釣行を終了した。
結果、良型のシロギス×2、ウマヅラハギ×2、マダイ×1をキープして、現実逃避釣行を終える事とした。
型を言わなければ、カサゴ、ベラ、メバル、コノシロ、マルアジ、カワハギ、セイゴと、色々釣れたので、十分楽しめる離島釣行となった。
ただ、狙っていた黄アジと、40㎝オーバーのサバのアタリも姿も確認できなかったのは残念。
まだまだ、腕が足りないって事なんでしょうね。
何はともあれ、気分転換、ストレス発散にはなったので、有意義な時間が過ごせました。
それと、やはりいつも通う釣場と比較すると、何が出るかわからない環境なので、タモ網(しかも出来るだけ大きいヤツ)は必ず持ち歩くべきだと再確認。
アジング用の0.13号ラインで35㎝前後のマダイを抜きあげるなんて無理ですからね。
何よりアコウをバラしたことが悔やまれる…。
帰宅後、爆睡したら釣った魚を捌いて行く。
真鯛とシロギスは天ぷら、鯛しゃぶ用に切り身に。

ウマヅラハギは肝と一緒に煮付けて頂きました。

カワハギの肝ってのはホントに旨いですね。