離岸流とか払い出しの潮とか言われる、所謂沖に向かって流れる潮。
こう言った潮の中でよく釣れた経験ってありませんか?
私も度々このような場面に遭遇しましたが、たまたまじゃなぃ?…くらいにしか考えていませんでした。
よくサーフでフラットフィッシュを狙う場合やエギングのドリフトで狙う場合は、離岸流を撃つ事が鉄則と言われます。
理由は下図のように、周りから集まった潮の逃げ場となり、同時にベイトも流される為、捕食者が集まりやすいんですね。
実はアジングにおいても、同じ事が言えて、しかも昼間にアジの付きやすい水深のあるボトム近辺の払い出しの潮を見つけられれば、アジとの遭遇率はグンと上がります。
フィッシュイーターと言われる事もあるアジですが、基本はプランクトンイーター。
真冬のメバルが水面直下で流下ベイトを待ち受けますが、アレと同じ事がボトムで起こっていると考えて下さい。
沖へ出ようとする潮は陸とは逆の方向にリグを引っ張ります。
また、魚は潮上に向かって泳ぎますから、こちらを向いて泳ぐ事になります。
つまり、アクションを加えても、長い間同じ場所にリグを留めておく事が出来る上、魚にとっても捕食しやすい動きになり、更にはテンションが掛かっている為、アタリが鮮明に出ると言うメリットもあるんですね。
これらを意識してみれば、防波堤ではない場所でもアジが釣れそうだと思いませんか?
私がデイアジングで探しているのは防波堤以外のこのような払い出しの流れが出来る場所。
ここに別の要素が複数重なる場所がデイアジの実績ポイントとして絞れつつあります。
昼間にアジングが楽しめるなら、夜の場所取り合戦などしなくても良いですからね。