水温変化は魚の行動や捕食に影響を与えます。
その要因は、風であったり、雨であったり、日照であったりします。
が、今回は日照…日向と日陰について、私のこれまでの経験から考えてみたいと思います。
日向と日陰と言っても、そんなものは太陽の高さによるだろ?
そう思われる方も多いと思います。
ですが、朝夕のまずめ時間が日向日陰により、延長されるとしたら如何ですか?
例えば、暑い時期。
西向きに開けた港や釣場があるとします。
東側には山や建物があると…
日の出を迎えても、釣場にすぐには日光が当たりません。
もちろん周囲は明るくなってきて、ベラやハギ、スズメダイが活発に動き出します。
しかし、メバルもアジもシェードとなった釣場に停滞する時間が延長される「可能性」があるんですね。
陽が当たらない為、水温上昇も少し遅れます。
コレが逆に東に開けた港であれば、日の出と共に陽が当たり、水温も早く上昇します。
また、明るい陽射しを嫌い、魚は深場へ移動して行ってしまいます。
夕まずめは東に開けた港が有利で、日没前から日陰が出来、周辺より早く水温が下がり出し、常夜灯が点く前からアジ・メバルの反応が得易いです。
デイアジングの経験上、夕まずめの少し前くらいから反応が出だすことがよくありました。
考えてみたら、そういったポイントは東に開けた場所。
水温の高い季節は、日向よりは日陰に集まる…。
当たり前の事かもしれませんが、意識すると時間帯による魚の居場所が絞れてくるかもしれませんね。