釣れる場所というのは生命感に溢れています。
そっと海を覗けば、すぐ近くを70cmくらいの真鯛やシーバス、フグやカワハギ類、グレやスズメダイ、メバルなどがわちゃわちゃしているんですよね。
こういった場所での釣りはワクワクしますし、魚を観ているだけでも楽しいです。
残念なことに、こういった生命感の溢れる場所というのは限られています。
チョット無理しなければ行けない磯場だったり、フェリーで渡らなければならない離島だったり、車でも行けるが、物凄く険しい道、遠い場所だったり…。
ですが、魚の多い場所で釣りをすると色々世界観が変わって来ます。
アジングをやる人って、夜、灯付き堤防から始め、下手すりゃずっとそんな環境でしかやらない人も居ます。
夜の暗い海で、目で観て得られる情報って極わずかです。
例えば釣場が2つあって、
①昼間に沢山の魚が見られる場所ですが、常夜灯がない場所。
②昼間に生命感もないが常夜灯がある場所。
さぁ、あなたはどちらでアジングをしますか?
夜しか海に行かないアジンガーには解らない事だらけだと思いませんか?
まして容易にアクセス出来る常夜灯のある釣場は、沢山の人が訪れ釣り荒れていて、小さな魚やフグ、居着きのシーバスやチヌが居るだけ…
そんな場所をランガンするよりも一度、魚の沢山居る場所を訪れてみてください。
そうですね…例えばフェリーで離島などが良いと思います。
離島でも釣り人が訪れそうな波止ではなく、護岸や海岸線を歩いてみて下さい。
岸際にアジやサバが見えたり、警戒感なくカワハギが泳ぎ回ったり、メバルと目が合ったり、波打際にキスの姿を見る事も出来ますよ。
どんな環境に、どんな魚が居るのか…。
何度か体験していけば、普段訪れる釣場にも、このような場所を探すようになります。
陸伝いで行ける場所に生命感のある場所は無いに等しいですが、それでもそんな場所を発見出来たら、誰も知らない自分だけのパラダイスとなるかもしれません。