金曜日の深夜、満潮からの下げを狙って前回デイアジングをした場所へ出かけてみました。
日中は見える場所にアジは居ないのですが、夜間は見える水深まで浮いて来ています。
アジが居るのは確定。
スタートは0.6gのジグヘッドで表層狙い。
しかし見えるアジはなかなか反応してくれません。
よくある事ですが、表層で極小浮遊ベイトを捕食しているアジはワームなど見向きもしません。
ここでアングラー側がやってしまいがちなのが、ジグヘッドを軽く、ワームを小さく、アタリカラーを探すと言う事。
勿論、正解を導き出せる事もありますが、私の経験上、大抵上手く行った試しがありません。
むしろ迷宮に迷い込む率の方が高いです。
逆にワームはそのまま、ジグヘッドのウェイトを極端に変化させて、狙う距離やレンジを変えてみる方がアタリが得やすい事が多いです。
どんなにワームを小さくしても極小浮遊ベイトをイミテートする事は不可能ですから、別の物を捕食しているアジを探し当てに行く感覚ですね。
例えば、人間はアジング=夜、常夜灯、堤防、アンダー1gのジグヘッドと言うのがスタンダードではありますが、私のように堤防ではない場所、オーバー1gなど、人と違う事を好んでやるヤツも中には居ます。
アジの中にも変わり者が居て、表層浮遊ベイトを全てのアジが捕食している訳ではない…かもしれない…と考える訳です。
この日は予想通り、2gで暗部のボトムを探ると、散発的ですが一回り大きな(とは言え16cm程ですが…)アジが明確なアタリを出してくれました。
アタリが遠のいたのでエギを遠投しておまけでアオリイカもGET。
さて、私がアジからの反応を得るために、色々と変更を加える時に心がけているのが、
1g→0.8g→0.6g→0.4g…と小刻みにジグヘッドを交換し、時間を無駄にしながら様子を見るのではなく、1g→2g→3g…と、もっとザックリしたウェイト変化を行い、アタリが出た段階からウェイトの微調整すると言う事。
ワームのカラーも寒色→暖色、ソリッド→クリア、蛍光色→自然色のように真逆に。
魚からの反応が得られない時は、あまりネバったりせず、極端な事を試してみる方が答えを得やすかったりします。
シチュエーションは変わりますが、サビキの横でアジングをしている時も極端な変更で結果が出ることもあります。
撒き餌に寄せられ、隣でポコポコ釣られると、アジンガーは焦り思考が停止寸前となります。
どうしても撒き餌に同調させた方が……と言う考えに行き着き、ウェイトを軽く調整してしまいがちです。
そうすると、ほぼ表層しか探れなくなり、サビキの横ではアタリすら得られません。
逆にスプリットリグなどを使って、シンカーを重く、ジグヘッドは軽量とし、ボトム付近からスローフォールで誘うと、反応が出たりもします。
(勿論サビキに惨敗な可能性が高いですが…💦)
表層の撒き餌に群がる群だけでなく、ボトムまで沈んだ撒き餌を捕食するヤツらも居る かもしれない…と疑ってみる事ですね。
案外、常識や凝り固まった概念の外に答えがあったりするかもしれません。