デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

昼間のアジの居場所3

潮流によって防波堤内外の流れは変わります。

よく言われるのが、先端に当たった潮がヨレる場所に餌が溜まり、魚が集まると言う事。

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たしかにヨレを覗けば、所謂プランクトンイーターと呼ばれる小魚が群れていたり、それを防波堤の影からシーバスが狙っていたりと生命感はあります。

ではデイアジングにおいて、それが当てはまるかと言えば、少し違っている気がします。

最近のデイアジングで割と高確率でアジと遭遇できる要素は水深のあるエリアの影と流れです。

アジは陽の当たる明るい場所には滅多に出て来ません。

本来薄暗い場所のが好みであり、昼なら深場や影、夜なら常夜灯のあたる外側や影に身を隠します。

コレはアジが薄暗い中でも餌を探す事が出来、天敵から身を守る為でもあります。

そういった事から、デイアジングで必要な要素として影を探します。

次に潮流と言うより、これは防波堤の形状に影響される事の方が大きいのですが、下のイラストのような防波堤があるとします。

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先端やコーナーなどの外側に出来る潮の流れやヨレを狙う人たちが多いのですが、デイでは常夜灯と言うアジが集まる要素がありません。

私の経験上、餌師の撒いたコマセが無い状態では、そのような場所にアジが定位する事は稀で、案外港内の海藻の多い場所や、係留船の影に居る事が多いです。

先端ではなく、少し奥まった場所。

そして、そのような場所でも「ある程度」の流れがあれば、デイアジングが成立する確率が高まります。

この「ある程度」って言うのが言葉ではあまり上手くお伝え出来ないのですが、例えば表層に見えるスズメダイや小メバルなどが、同じ方向を向き泳ぐくらいの流れ。

要は餌が流されて来るくらいの流れの強さと言う事です。

河のようにガンガン流れる場所では餌となるプランクトンどころかアジまで流れに押され抵抗しながら餌を捕食することにもなり、天敵であるシーバスやその他の大型魚にも狙われやすくもなります。

逆に港の奥では潮が殆ど動かず、餌も流れて来ません。

敷石の隙間が大きく、港外の潮が流れ込むなら話は別ですが…

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港の形状が図のような形に近ければ、大抵の場合、内側に港の外に向かった流れが出来ます。

そのような場所で水深があれば、そのボトムにアジがついていると言う事が多いです。

係留船の真下にいる事もありますが、昼間に観察していると、船の真下にはシーバスやクロダイが陣取っている事の方が多いです。

それにあまり表層に近ければ、鳥に襲われるリスクも出て来ますしね。

昼間にリスクを冒さず効率良く餌を捕食出来る場所。

デイアジングではそう言った場所を見つける事がアジとの遭遇率を上げる事に繋がります。