デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

アジと光の関係

昼間のアジはボトムやブレイク、瀬、澪筋、係留船の陰などに着きます。

もちろん身を隠す為でもありますが、一定以上の明るさを嫌う傾向がある為です。

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さらに捕食対象である動物性プランクトンも日中は深場へと移動して行くので、それを追ってアジも深場へ移動する事も考えられます。

なのでデイアジングでトップを狙う事はまずありませんし、なかなか表層でアジを見かける機会もありません。

マズメ時間帯となり、日が傾きだし、光量が少しずつ落ちてくると、それまで身を潜めていたアジたちは陰を離れ、行動が活発になって行きます。

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コレはアジが薄暗い場所でも眼が効くからで、他のベイトとなる生物が暗さに慣れない間に捕食してしまおうと行動を開始するからです。

所謂夕マズメと言うヤツで、捕食対象が居るレンジで狂ったようにガツガツ捕食しまくります。

入れ食いになるのは大抵この時。

レンジとルアーがハマれば爆釣です。

さてそんなマズメが終わって真っ暗になると、一旦アジの捕食も落ち着きます。

むしろピタッとバイトが途絶える事もあり、この時にアジが移動しているのか、何をしているのかサッパリ解らない時間帯です。

暗くなって1〜2時間程度経つと、灯りがある場所でポツポツ釣れだします。

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これはこの1〜2時間の間にプランクトンやベイトが灯りに寄り、水面付近に集まるのも理由です。

ただ、アジ自体は灯りの中に居るのではなく、やはり一定以上の明るさを嫌い、基本的に影から捕食対象を狙います。

常夜灯などが作る、所謂「明暗の境」に着く訳です。

メバルカマス、シーバスなども同じですけどね。

ちなみに明暗の境は水面だけではなく、水中にも出来るので、そこも意識して狙う場所にもなります。

明るいところに出なくもないですが、アジはどちらかと言えば捕食される側の魚でもあるので、シーバス、青物などの大型の天敵に発見される可能性がある灯りの中にワザワザ定位はしないでしょう。

このように光に対してアジが定位する位置と言うのを意識すれば、狙いの場所やレンジもある程度は予測が出来ます。

もちろんココに潮やベイトの密度が関係して来ますが、デイや常夜灯下で闇雲にルアーを投げるよりはアジに近づけるかもしれません。

生き物相手なので言い切ることはできませんが…