釣りカーではない方のクルマの、助手席側のリヤ足回りからギシギシ・キコキコ異音がする。
加減速で荷重がかかる度にギコギコ、路面の凹凸で小さな上下動をする度にキコキコキコキコ耳障りな音がして鬱陶しい。
クソボロトラックみたいな貧乏臭い音、しかも結構デカい音がするので正直ストレスでしかない。
足周りからの異音の原因は絞りづらく、1ヶ所だけとも限らないから非常に厄介だ。
考えられる原因を1つ1つ潰して行くしかない。
ロアアームのブッシュ、スプリングの劣化、アッパーマウントのゴムパーツの破れ、その他リンクのブッシュと色々調査してみたが、どれも違う。
2年ほど前に交換したばかりで、1番疑っていなかったショックアブソーバーが原因だと判ったのが最近の事。
元々生産終了から20年以上経っているクルマなので、アフターパーツも少ない。
新品未使用品を格安で購入したショックアブソーバーだが、どうやらハズレを引いたようだ…。
本来ショックからオイルを漏らす事なく、伸び縮みするはずのシリンダーのシール部分が硬化、もしくは変形しているらしく、ショックが動く度にキコキコ異音を発する。
新品未使用でも、生産から年数が経っていれば、ゴム系のパーツは硬化したり劣化している事も考えられる。
長年、在庫として放置された可能性も否定出来ない。
コレを車体から外し、スプリングも外し、組み直すとなるとかなりの費用がかかる。
ディーラーやショップに頼むのが無難なのだが、お金も時間も勿体ないのでDIYで交換する事にした。
あくまで自己責任。
さて、問題なのは車体からの脱着。
サス本体は車体にナット2本で止まっている。
コレをある程度ゆるめておき、最後に取り外す。
アーム側の固定はボルトナット1本。
右側の矢印
あとはロアアームとスタビライザーのリンクのボルトナットを外すとロアアームが下がり、サスペンションを外せます。
外したサスペンションがコレ。
上は新品のショックアブソーバー
本来ならスプリングコンプレッサーで、バネを縮めてからアッパーマウントを外さないと、アッパーが勢いよく飛んで行くところですが、ダウンサスで全長が短い為、コンプレッサーは不用。
アッパーとブッシュ、バンプラバーとスプリングを組み直します。
外した逆の手順で車体に取付けます。
取付け完了後、30kmほどテスト走行。
わざわざ広島特有の凹凸の多い汚い路面を走り回りましたが、耳障りだったキコキコ音も消え、やっと快適に乗れるようになりました。
シリンダーに潤滑油をさしてみたり、グリス塗って誤魔化してみたりしましたが、結局は無駄な努力。
ショックを入替したほうが遥かに時間も費用も短縮できました。
全部ディーラーやショップ任せにするのも良いのでしょうけど、自分で色々出来るようにならないと、古い車の維持って難しいですからね…。
まだまだ勉強する事は沢山あるんだなぁ…と実感しております。