久しぶりに同業者、元社員の方とエギングメインでとびしま街道へと渡って来ました。
以前と比べ、随分閉鎖された釣場が多い事に驚き。
よほどコロナ禍のど素人釣り人のマナーが悪かったのでしょう。
本命ポイントも閉鎖されていた為、可能性の高い場所を選び、朝マズメ前にエギングを開始。
狙い通りに澪筋の深場でアオリイカを3連発したところで夜明けを迎える。
と、そこで元社員Sさんの竿が曲がっている。
ドラグが空転しているので、根掛かりだろうと思っていたが、なんと36cmのアコウがヒット。
エギでシーバスが釣れたのを見た事はあったが、アコウは初めて。
てか、一旦根に潜られて返しの無いカンナで良く外れなかったなと思う。
明るくなると何処からともなくスズメバチが複数襲来して来て釣りどころではなくなったので、場所移動する事にした。
魚影の濃い場所だったので、後髪を引かれる思いだったが、どんどん増えるスズメバチにリスクは負えない。
スズメバチ対策もしなきゃ危ないね。
移動した先はメジャーポイントで、まぁまず入れない場所が空いていたので、そこでエギングと餌釣りを開始。
この時点で同業者はまだノーヒットだったので、撒き餌を撒いてフカセ釣りに変更してもらう。
1投目にいきなりウキが沈むが、全く見てない同業者。
合わせ遅れてバラし。
その後足元に35cm〜のウマヅラハギが現れたのでそちらに狙いを絞るもなかなか釣れない。
実は持参した撒き餌、サビキ用のものに常温保存のアミエビ、嵩増しの為に会社で期限を迎えた非常食のチャーハンを混ぜ込んでいた。
そしてウマヅラハギが1番食べたのはフリーズドライのチャーハンの米。
刺し餌のオキアミなどガン無視。
そして、米なら良いのかと、おにぎりの一部の米を鈎に刺してみたが、こちらもガン無視。
チャーハンじゃないとダメらしい…
この時点で敗戦確定だったが、何とか一矢報いようと、ふやかしたチャーハンの米を鈎に刺したりしたが、数回あたりがあったのみで掛けるには至らず。
まさかウマヅラハギがチャーハン大好物だとは、10年以上釣りしてますが、初めて知りました。
さて、帰ろうかと片付けをしている時にクーラーを覗くと、アコウを入れた袋に13cmほどの豆アジが…
実は私とSさんが場所を離れていた間に同業者の餌にヒットしたらしい…。
気づいてもらえるまで黙っていたらしいけど、誰もキープサイズが釣れなかったので、最後まで気づかれなかったと言うオチww
まぁ何はともあれ全員安打でとびしま釣行を終える事が出来ました。
さて、今回ほとんど釣りをしない人との釣行だったのですが、少し思った事を記しておくと、エギングを含め、まずルアーから始めてもらうのはNGだなと…
結局どんな場所でもその環境にどのような魚が居て、夜間、マズメ、昼と変化して行く中で、魚がどのような行動をして、どんな誘いなら食って来るか。
コレが解ってないとルアーフィッシングなんて到底無理な話で、釣れてもラッキーでしかなく、その理由も解らないので、再現不可能。
つまり今後安定して釣れる事は無いのが現実。
やはり最初は餌釣りから入り、環境と棲息する魚の関係、魚種による餌の好み、遊泳層や捕食タイミングなどを経験値として蓄積して始めてルアーに移行する方が安定して釣れるアングラーへの近道だと思った。
多分、経験値のない人はルアーでウマヅラハギが釣れると考えたりもするだろうし、今回のようにエギでアコウが釣れると考えたりもするでしょう。
でも、それって経験者からしたら限りなく不可能に近い事です。
また、今日はウマヅラハギの行動が間近で見れたので、同業者も元社員もウマヅラハギの捕食や遊泳などが良く解ったと思います。
大事なのは自分で見て経験して知ると言う事。
それを拡げていって理解して、初めてルアーの使い方が分かるのだと再確認しました。