生活の場、出会いの場、ビジネスの場。
そこに必要なのはコミュニケーション能力。
釣場においてもコミュニケーションは必要なスキルではないでしょうか。
「オレは孤独を愛するアングラー。ストイックなオレの釣りに干渉するんじゃねぇ。」
と言うアングラーもいらっしゃるでしょう。
単純に話すのが苦手…何となく周りに話しかけづらいと言う方も。
逆に誰彼構わず「釣れとるんかぁ〜?」と、話しかける方も居ますが、空気を読むのも大事な事。
それぞれの都合や気分もあるでしょうけど、必ずしておきたいのは挨拶。
幼稚園児や小学生でも出来る事ですよ。
大きな声でハキハキと…などとは言いませんが、すれ違い様に会釈をするとか、「隣、お邪魔していいですか?」とか「釣れましたか?」の一言。
コレだけでも随分人の警戒心は解けるものです。
逆にコレをしないからトラブルになる。
無言で割込みおまつりなんてしたら最悪。
イライラする、させるだけでお互い気分を害します。
こうならない為の距離感や人に対する配慮も出来るのが、立派な一流アングラーだと思うんですよねぇ。
さて、私も実際人間嫌いなところがあり、趣味に没頭している時間は人に干渉されたくないといったところがあったりします。
なので基本、自分から人の多い釣場や、先行者の邪魔になる距離に近づいたりはしない訳ですが、それでもRun&Gunなどしていると、その方の近くを通ったり、すれ違ったりする訳です。
その時に心掛けているのが、先に挨拶をすると言う事。
先手必勝と言う言葉があるように、コミュニケーションにおいても、自分から仕掛けると会話のペースも握り易いです。
その時の返答で、あぁ…この人は話したくないんだろうなとか、少し会話が出来そうだなって掴めたりしますからね。
例えば1人で釣りをされている方なんてのは、雰囲気で経験値が高いか低いか判ります。
そう言った方と、会話する機会があると、ほんの一言二言の中にも、何か自分にとってヒントとなるモノを得られる事があるかもしれません。
勿論そう言ったものを期待して挨拶、会話をする訳ではないですが、今まで自分では想像もしていなかったような事が聴けると、一気に世界観が変わる事もあります。
例えばジグヘッド4gでアジングをされていた方の話は衝撃的で、私がそれまでより明らかに釣れるようになるキッカケでもありました。
又、つい先日も地元の若いエギンガーとの会話では、地元ならではの釣場事情も聴けて私にとってはかなり有益でした。
誰彼構わず話しても得るモノは少ないですが、ベテラン、上級者、地元アングラーと言った自分より知識、技術、経験を持った人との会話は、自分の世界を拡げるキッカケとなる事が多いです。
これは釣りに限った事ではなく、私生活でも仕事でも趣味でも同じ事。
コミュニケーションって人間関係の潤滑剤としてだけでなく、成長のための起爆剤でもあるんですね。