先週アジの居る事が確認出来ている海域へ、完成したばかりの4ピースロッドのテストに行って来ました。
平日の深夜なので、釣人はいません。
場所は選びたい放題www
じっくりとテストできそうなので、普段使っているチューブラーのロッドも持込み、比較することにしました。
ロッドのスペックは以下の通り
・2ピースロッド(メジャークラフト)
Length:6.8ft Lure:0.5-8g Line:1-5lb
・4ピースロッド(made in China)
Length:6.4ft Lure:1-6g Line:2-6lb(←元のスペック)
リール、ライン、ジグヘッド、ルアーは、まったく同じモノを使用。
D社2000番、エステル0.4号、1.5g、アジングビーム2インチ。
まずは2ピースロッドで数投。
小アジが居る事を確認し、4ピースロッドへ持ち替える。
【キャスト】
まず、2ピースロッドほどしなりません。
飛距離も出しづらく80%ほど。
それと、カーボンロービングでバットに補強を入れたのが仇となり、結構手元が重たい感じがする。
そして曲げられないから軽量リグの重みが感じ取りづらくなってしまっていた。
【感度】
2ピースロッドを基準としたらこちらも8割くらい。
ロッドの長さが短いぶん、感度は良さそうな気はしたが、4ピースと言う継ぎ目のために相殺されて2ピースロッドよりは劣る感じがする。
あと、穂先の感度が鈍い。
私はよくリグの位置を確認するために水中でシェイキングをするのですが、穂先の軽いテンション掛けと抜きで確かめます。
コレが4ピースだと判りにくい。
トップガイドの径も影響してるのかも…。
ただ、流れの中や深場でリグに水圧がかかる状況になると、そこまで差は感じられなかったが、水面付近で風などあるともう判らないかな…。
因みにソルパラの振出76Lよりは感度は良かったです。
【フッキング】
変な話、そもそもこのロッド自体がスペック的にはライトゲームロッドっぽいのに、バットが太く、数値上6gまでの重さを背負えるが、使用してみた感じだと、普通に10gくらいまでは行けそうだ。
と言う訳で、スペック表記より、かなり硬いイメージ。
どっちかと言えば、ライトなバスロッドっぽいところがある。
バットの太さは2ピースロッドより太い。
なのでフッキングについては全く問題ない。
アタリさえ取れれば、下手なアジングロッドより掛けやすいかもしれない。
【粘り強さ】
ここは不安要素の一つである。
元々、ベンディングカーブを見ようとしただけで折れてしまったロッド。
果たして大型の魚が掛かった場合に耐えれるかの不安は残る。
2ピースロッドは過去に70㎝の真鯛、80㎝のシーバス、50㎝のヤズなど結構大型相手でも耐えてくれたし、信頼性は高い。
4ピースロッドで15〜25cmのアジ、カマスを釣ったが、これくらいなら抜き上げ含め特に問題無かった。
しかしリールのドラグ性能も加味する必要はあるが、40cmを超える魚だと感覚的に厳しい気がした。
【総評】
普段使っている2ピースロッドと比較して、7割程度の性能、使用感だと思う。
外出先(と言う名の仕事の合間に)で気軽に使えるロッドとしては、合格点かなぁ
と言う感じでした。
ただ、やはりロッドから伝わる情報は2ピースロッドより明らかに劣ります。
そのあたりは仕方ない事かもしれませんが、カーボンロービングの補強と、その上からのエポキシコーティングをしなければ、もっと軽量だったと思うし、操作性もよかったのかもしれない。
ちょっとした見栄えと折れた事による不安からの補強が失敗でした。
ロッドを組み上げるって、やってみなければ解らない事も多いし、今更ながらバランスや強度の出し方って難しいものなんだなぁ…と実感しています。
ともあれアジ、カマスを捕獲出来たので、テストとしては十分な成果。
旅や仕事のお供にコッソリ持ち歩こうと思います。
しかし今年のカマスはデカい…。