最近、仕事で広島在住アジング愛好者と会話をする機会が多いのですが、そのほとんどの方が山口県東部へアジングに行かれるとの事。
また、釣れると聞いて行くけど釣れないんだそうです。
詳しく聞いてみると、ポイントA、B、C、D…と所謂誰でも知っているメジャーな場所の名前が出てくるのですが、皆さん堤防先端の常夜灯下でのみ釣るんだそうで…。
私も数年前は山口県に住んでいましたから、毎週2回以上は通っていたので、挙げられたポイントの事も良く知っています。
でも、釣れないと言う事は稀で、型を言わなければ釣れる場所でもあるんです。
問題は堤防先端、常夜灯下のみと言う点。
一例ですが、某港では2本の堤防があり、1本にしか常夜灯はありません。
後は港内に数カ所常夜灯があるのですが、誰もそちらには注目しないんですね。
駐車スペースが堤防にも近く、週末には広島ナンバーの車が多数詰め掛けるメジャーな場所なのですが、その全てが堤防先端の常夜灯下を目指して場所の取り合い。
入れなかった人たちも、先端が空くまで後方で待機していたりします。
酷い時には常夜灯下に6人、その後方に7人も入っていたりしたのでびっくり。
わざわざ広島から来て、そのピンポイントにしか目を向けないが為に釣れずに帰って行く人の多い事…。
釣れなきゃ楽しくないだろうに。
そんな状況を尻目に、私は港の奥にある暗い常夜灯の下でコンスタントに釣って帰る訳です。
結局、堤防先端、常夜灯下にしか行かない人はアジを自分で考えて釣ろうとしてない人なんです。
アジング=夜間・堤防先端・常夜灯下。
言い方悪いですが、言ってみればギャンブルと同じですね。
「あの台が出た」と言う噂で寄り付いたり、勝った快感が忘れられず、その台に依存して行くのと大して変わらないのではないかと。
アジングに置き換えててみると「あの港の常夜灯下で釣れた」「過去に1度でも釣れた」と言う噂と体験の依存症…。
おそらくこう言った人たちは根本的に考え方を変えない限り、釣れるようにはならないですし、何度も同じ事を繰り返すのでしょう。
まぁアジング=山口県東部となっている時点で依存症なんですけどね。
たった一度釣れた実績と真偽不明な釣果を宛にして遠方に通うなら、近場でも釣れるポイントを自力で探した方が遥かに実釣力はつくはずです。
過去の記事に書きましたが、ウルメイワシやウマヅラハギ、スズメダイ、ホンダワラや斜面、流れ込み、伏流水など、アジの居そうな場所を絞る為のワードが出ても、誰もピンと来ないんですよね…。
逆にロッドは何処のメーカー?
ラインは何号?
ジグヘッドは?
ワームは何処のヤツ使っとるん?
と、タックル議論は凄く熱心。
ぶっちゃけビニール袋の切れっ端や輪ゴムを切っただけのものでもアジは釣れるのですから、タックルに問題などありません。
それよりも、圧倒的にアジが多い地域まで来ているのですから、ピンポイント以外に目を向ければ釣果は上がるはずなのです。
視野が狭くなり過ぎと言うか、そもそも考えると言う事をしない方がほとんどなんだなぁ…と思ってしまいますね。
非常に勿体ない…。
私のような貧乏サラリーマンからしたら、広島から高速道路使って往復、ガソリン含めて4000〜5000円の出費だけ考えても、とてもじゃないけど、毎週なんて通えない場所なんですけどね💦