冬場からポツポツ釣れ続いたアジは3月下旬から4月下旬まで釣れ盛りました。
釣れ盛っていたのは産卵前で、アジたちは体力をつけるためにシラス、アミ、ゴカイなど、何でも荒喰いします。
よほど変なプレッシャーをかけない限り、比較的イージーに釣れる時期ですね。
ところが平成・令和の境から、パタリと釣れなくなり、早20日が過ぎようとしていますが、未だにアジからの反応がありません。
おそらく4月下旬から5月上旬に産卵を迎えたと思われます。
産卵を終え、体力を使い果たしたアジはしばらく口を使わないようですが、体力が回復してくるとまた摂食するようになります。
ただし、体力を使わなくても捕食出来るものが対象となるので、アジングでアタリを拾うのが一番難しい時期かもしれません。
本当に産卵期だったのか?
産卵後どのくらいの期間を経て、通常の捕食行動にもどるのか?
それらの調査を兼ねて、同一の釣場に通い、日没で終了していたアジングを21時頃まで延長してみていますが、気配がない上誰もアジを釣ってない状況。
(もちろん私の腕が悪いのもありますが…)
真冬にメバルが一月ほど食わなくなる期間がありますが、あれも産卵後の体力が回復するまでの期間のお話。
産むのが仔魚か卵かの違いはありますが、長ければアジも1月くらいは通常の捕食行動をとらないのかもしれませんね。
ちなみにアジの産卵場所ですが、流れが緩やかな湾奥や漁港最奥部、ホンダワラやカジメが多くある場所。つまり、稚魚がエサを捕食しやすく外敵から身を守れる環境なようです。
また、産卵を終えて体力を回復させる為にもそのような場所が最適なのでしょうね。
過去に何かの動画か番組で、産卵を終えて動けないアジを狙って、これまた産卵を控えた大型のアオリイカが捕食しに来るシーンを見ました。
自然の摂理と言えばそれまでですが、そうやって、どんな種も新しい生命を懸命に繋いでいるんだなと、考えさせられましたね。