半年ほどとびしま街道に出向いていませんでしたが、同業者のお誘いでRUN&GUNメバリングに行って来ました。
直前まで振り続けた雨も止み、風予報も覆りほぼ無風。
人間にとっては釣り易い条件とはなりましたが、気になるのは雨による濁り、水温低下。
一応付近の水温は13℃前後。
メバリングには影響は無さそうですが、問題は雨。
パラパラと降る雨の降り始めならメバルの活性が上がる事もありますが、激しく降り続けた後だと、塩分濃度の低下や濁りを嫌ってボトムべったりな事も良くあります。
最初の釣場に到着した段階で、人工物や常夜灯付近に小メバル、イワシ、スルメイカ が居るのは確認出来たので、濁りはそこまで無い様子。
小メバルが時折水面でライズします。
…が、なかなかアタリが出ない。
潮は思ったより流れている。
※この時点で良型は表層に居ないと判断。
案の定潮に乗せて流した先のボトムで何度か大きなアタリは出ていたが、ラインの伸びでアワセきれない。
1か所目はここで終了。
次に明るいフェリー乗場まで移動。
藻の生えている場所は判っているので、そこを中心にRUN&GUN。
RUN&GUNしながら水面を観察するが、ライズ一つ起こらない。
周りのメバリストたちも誰一人釣れていない。
10分程で雰囲気、アタリの無さに場所を見切る。
※最初の場所とそんなに離れていない場所なので、この海域の状況では釣れないと判断。
大移動する事となった。
次に訪れたのは昨年プラッキングが成立した地磯絡みの海岸道路。
岬状のこの場所は、潮もぶつかりヨレも多く発生する期待大の場所。
しかし…
前回来た時はオレンジ色のナトリウム灯が付いていたが、いつの間にかLEDの白色灯に変わっていた。
LEDに変わり釣れ方に変化の出た釣場は多い。
しかも大概が悪い方向に転ぶ。
ここも例に漏れず、ルアーを入れて数投でアタリが遠のいた。
この時点でまだキープサイズがゼロ。
ここでまた一つ仮説。
※流れてない方が良いのではないか?
岬を回り込んだ先の漁港群の中腹に、以前デイメバリングが成立した場所がある。
そこに賭けてみた。
デイメバリングが成立する場所でナイトメバリングが成立する場所はなかなか無い。
しかし、沖はガンガンに流れる海峡筋の反転流が溜まる場所なら可能性はあるかもしれない。
沢山ある常夜灯下や桟橋を無視してひたすら流れの緩む場所を探る。
一緒に来た同業者が諦めムードでカップラーメンを食べている間、闇場所反転流をRUN&GUN。
この場所は底が砂地でシモリが点在している。
居るとしたらシロかクロ。
そしてついにメバルのアタリの出る場所を発見。
もたれるようなアタリに合わせたら24cmがヒット!
続けて21cm。
そこから5連発。
潮止まりから下げのタイミングでもあったし、時合い到来。
しっかり2匹をキープ。
産卵から回復した体高のあるクロメバル。
その後同業者と合流したが、時合いは終了。
小さなアタリに2回ほど掛け損ねて納竿となった。
周りが誰も釣れない状況の中、集中力を切らさずRUN&GUNして捻り出したメバルなので喜びも大きい。
やはり時合いは一瞬。
そして、表層に居ない、激流の中にも居ない、常夜灯下にも居ないと狙いを絞って答えを出せたので個人的には満足の行くとびしまメバリングでした。
今季初のメバルの刺身と煮付けを頂きました。