デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

夜釣りの難しさ

メバルを狙うなら夜の灯り付き堤防。

そんなありふれた常識を基に、メバリングを始める人も多いでしょう。

しかし、夜釣りから入ると色々と不都合な事も多いです。

今回はその理由について。

メバリングを行うにあたり、夜、常夜灯は外せないキーワード。

しかし明るく、足場も良く且つメバルが集まり釣り易い場所ではありますが、得られる情報は少なく、アングラーとしての成長にも制限がかかります。

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暗い堤防に煌々と輝く常夜灯。

そこに立つアングラーから見える範囲は限られ、その情報だけでメバリングを行う訳ですから、暗い部分の状況は掴み難いものです。

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いや、経験値の低い初心者では解らない事だらけだと思います。

ただ、条件が良ければキャストし、着水と同時に表層を巻くだけで釣れてしまうのがメバリング。

それが当たり前だと思っている初心者にとって、そうではない状況になった時には何をどうすれば良いのか解らなくなります。

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常夜灯のあたる範囲。

その海底地形にしても、藻のある場所にしても、勘の良いアングラーなら初場所だとしても把握出来るかもしれません。

しかし、それを想像出来ない、感じ取れない初心者は何度根掛かりしても状況把握が出来ません。

ただですら見えない海中なのに、夜ともなれば何処に何があるかなんて解らなくて当たり前。常夜灯のあたらない場所ともなると、更に解らない事だらけでしょう。

その中からメバルがどの層に居て、どのように近づいて来たルアーにアタックして来るか…。

想像力を働かせ、リグのコントロールが出来て初めて対処出来るようになる訳です。

有名な兵法「孫子」の一節。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

この場合、「敵」とはメバルの行動や生態を指し、「己」とは自信の技術と釣具に対する熟練度を指します。

そう言った意味から言えば、普段から自分のスタンダードとなるルアーをキャストし、何秒でどのくらい沈むか、どのくらいの速さで巻けば浮いてくるか、レンジキープが出来るか。

着底した時、藻や障害物にかすった時はどのような感覚かなど、経験を積んで理解して行く事が必須となる訳です。

◯◯ワームをキャストして巻くだけ。

相手が生き物である限り、ワンパターンな釣りは成立しませんし、そこに居るメバルの1割も攻略する事は出来ないでしょう。

 

夜の灯り付き堤防…。

確かにメバルが集まり、密度は濃くなりますが、得られる情報量が圧倒的に少ない為、初心者にとっては「敵」を知る事も、「己」の技量を上げる術を見つける事もかなりの時間を要します。

逆に言えば、敵も己も理解せずにルアーフィッシングを行い、釣れない、釣れないと言うアングラーがあまりにも多いと言う事…。

見えない敵と己に対峙した時、どれだけの経験値があるか、引出しが多いかで明暗がくっきり別れます。

メバリング=夜釣り

なメバリストがほとんどですが、夜釣りの本当の難しさは、そこにあるのかもしれません。