魚の種類によっては縄張意識の強いヤツが居ます。
良く知られているのはアユ。
出典:世界農業遺産清流長良川の鮎
縄張意識の強いアユは、自分の縄張に入って来た別のアユを攻撃します。
この習性を利用したのがアユの友釣り。
海ではどうなのか。
1番身近な存在はカサゴ。
彼らは縄張意識が強いのですが、他人の縄張を横取りする事は少ないそうです。
例えばAと言う縄張を持つカサゴが釣られてしまっても、別のカサゴがAをすぐに自分の縄張にはしないそうです。
他人の縄張に敬意を払える生き物みたいですね。
何処かの共産国家も見習って欲しいものです。
出典:www4.tokai.or.jp
とは言え全く縄張争いをしない訳でもなく、写真のように相手の顔に噛みついて縄張争いをすることもあるらしいです。
アコウ(キジハタ)は正反対の性格で、空き家となった居心地の良い場所にはすぐに別のアコウが入居します。
なので、一度アコウが釣れた場所を覚えておくと、1週間もすればまた同じ場所で釣れる可能性があります。
アコウのポイントを見つけると、定期的においしい思いが出来ますよ。
マダコも同じく縄張意識が強いようですが、アコウと同じように、居心地の良い場所が空くと、素早く自分のモノとするみたいです。
ロシアと同じく力による現状変更を試みる事も。
出典:Wikipedia
まぁそう言う性格だから、蛸壺を使って捕獲出来るんですけどね。
意外なのがメバル。
根魚だから、縄張意識も強いだろうと思っていましたが、超が付くほどの大型でない限り、縄張に固執する事は無いようです。
大きな群で居るからでしょうね。
さて、縄張意識が強いのは何も魚に限った事ではありません。
実は人間の方がよっぽど縄張意識が強いのかも。
ココ!と決めたら先行者が居ようが、お構いなしに釣り場を確保しにかかる輩が居ますし、何本もロッドを出したり、クーラーボックスで場所取りをしたりと入って来るなオーラを発している人も居ます。
どちらも大抵トラブルのもとになるので、近づきたくはありません。
誰もが知る釣れると言われる場所を縄張とする生き物にも注意が必要かもしれませんねww