必ずしも、自分が釣行出来る日が、晴れの日だとは限りません。
私は雨の中でも風がなければ釣りをしますが、強風だけは苦手です。
なかなか強風が得意と言う人もいないとは思いますが…。
そこで、今回は風の中での釣り方を記しておこうと思います。
釣り慣れた方には当たり前の事ですが、悪条件下で釣るためのラインの操作です。
使用するラインですが、フロロカーボンかエステルを使用します。
PEなど比重の軽いラインでは、風の影響をモロに受けてコントロールが難しくなります。
まずキャストですが、出来るだけライナー気味に低くキャストします。
着水と同時にベールを返し、素早く糸ふけを取り、ラインを真っ直ぐにします。
ロッドティップを水面に近づけ、もっと言えば、ティップを水の中に浸けて、ラインを着水させます。
再びベールを起こし、風にラインを取られないよう少しずつ出して行き、リグを着底させましょう。
風の強い日は、出来るだけ水面に近い場所から釣りをするのも一つの方法です。
キャスト・着水時に、かなりラインが放出し、流されてしまった状態から着底を待つと、なかなかリグが沈まない上、風にリグが引っ張られ、着底したと思ったら、すぐ手前だった…予想した着底位置とちがう…なんて事になります。
アタリもとれませんし、根掛かりも多くなるので、良いことは有りません。
また、リグは風の中でもキャスト後、真っ直ぐにラインが張れる重さを選択する事が重要です。
リグを重くしていけば、早く沈み過ぎて、狙った釣りが出来ないじゃないか。
と言われる方もいらっしゃいますが、強風下では、3gでもなかなか沈まないモノですし、こう言った状況では無風状態の1gと変わらない沈下スピードと言う事もありますからね。
(むしろこういった場面でこそ、PEにメタルジグが扱えるようになれば、かなり攻略の幅が広がります)
悪条件とは言え、ターゲットの居る場所にリグが入らなければ、絶対に釣れません。
それを踏まえてリグの重さを選択しましょう。