21時に満潮を迎える週末。
端から場所取りを諦め干潮になる深夜2時前を狙って釣行。
干潮周りとなると、干上がる釣場や、水深が1mに満たない釣場も多くなり、選べる場所が半分以上減少してしまいますが、逆に足下から水深がある釣場、ジグヘッドを底まで沈めるまで1分以上かかる釣場などは素早く全層を探れるというメリットも生まれます。
干潮からの満ち潮で、ある程度の「流れ」も期待出来ますしね。
さて、そんな場所が前回デカアジが出現した釣場なのですが、今週も付近には誰も居ない状況。
少し横風があるので、1.5gのジグヘッドからスタート。
一通り探ってみるが、アジからの反応はない。
ジグヘッドを2gに変更し、より深く、より遠くを探ってみるが、底付近の狙い過ぎで2度も根掛かり。
やはりこの場所は根が荒い。
結局やりづらくはなるが、1gに変えると、一発で反応が出た。
「今日は」スローフォールに反応するようだ。
釣れたのは19cm程。
先週沢山居たアジの群とは違う群が入っているのかもしれない。
しかし、なかなかアタリが続かない。
そこから後は徐々にサイズダウンして行き、いつもの16cm程の小アジしか釣れなくなってしまった。
3時を回る頃から水面にライズが見られるようになったので、0.6gに変更。
ポツポツは釣れるが、リリースサイズばかり。
そんな中にマルアジが混ざっていた。
アタリはマアジと同じだが、引きは弱いし掛けた段階から何か違うとわかった。
同じ場所で釣れたマルアジ(上)とマアジ(下)
並べて良く見ないとなかなか違いは判らないと思いますが、マルアジは上関のアジやサバのように細く、断面が丸いです。
背中の色が青みがかっているのも特徴。
側線の入り方も違っていて、胸ビレとゼイゴの間に隙間があるか無いかでも見分ける事が出来ます。
完全に違うのは尾ビレの根元に小離鰭と呼ばれる小さなヒレが上下にある事。
どちらのアジも大型になると見分けが難しくなるのですが、この小離鰭はマアジには無いので、注意してみれば解りますね。
マルアジはそこまで沿岸付近には居ないし、居るとしたらマズメのタイミングのみ大型の群が沖合いから捕食の為に寄って来る認識だったのですが、常夜灯の下にも群れるみたいですね。
まぁこのマルアジも16〜18cmほどだったので、小さいうちは沿岸付近に生息しているのかも知れませんね。
結局この日はMAX19cmで先週のデカアジは捕捉出来ませんでした。
潮周りも違うし、時間帯も違うので、また戦略を練ってチャレンジしてみます。