メバリングに使うラインは、チョイ投げでお勧めしたラインでも構いませんが、出来たらフロロカーボン、もしくはエステルを選びましょう。
真冬の北風が吹く中では比重の軽いPEラインは扱いが難しくなります。
個人的にはジグヘッド2〜3gにフロロカーボンの0.5号/2lbあたりを選択する事をお勧めします。
理由は以下の通り。
①リーダーを結ばず直結出来る
フロロカーボンはハリスに使われる素材なので、結束強度も高く根ズレに強いです。
吸水もしないし、ほぼ劣化しません。
真冬の寒さの中、かじかんだ手でリーダーを結ぶのは苦労しますからね。
※ただし、0.3号以下の場合はかなり線径が細くなるのでリーダーはあった方が良いです。
②比重が大きく風に煽られ難い
フロロカーボンの比重1.78(エステルは1.38)は他のラインと比較しても圧倒的。
風のある日は沈まないPEやナイロンより扱い易くなります。
③メバルが掛けやすくなる
メバルと言う魚は、捕食したら反転するので、向こうアワセが基本となります。
フロロカーボンは伸びがある為、しっかりと食い込ませる事が可能です。
エステルやPEだと伸びが無い為、アタリは感知し易くなりますが、弾いて掛かりにくくなる事もあると知っておいて下さい。
余談ですが、エステル、PEを使用する場合には、リーダーを長めに取ったり、ナイロン製にしてみるのも対策となります。
④魚から見えにくい
フロロカーボンラインの屈折率は1.42と水の屈折率(1.33)に近い為、水中では見えづらくなります。
昔から餌釣りのハリスにも使われて来た理由の一つかもしれませんね。
デメリットとしては、ライン自体が硬い為、スプールに巻いてすぐは勝手にスプールから放出されやすく、バックラッシュが多い事。
又、使い込んでいけば、今度はスプールに沿った糸癖がつき、電話線のようになってしまい、トラブルの原因になってしまう事。
伸びがあるので、PEやエステルと比較すると感度が劣る事。
そして、飛距離が伸びない事。
正直、他のラインと比較しても扱いが難しいラインですが、扱えるようになれば、少々の北風の中でも釣りがし易くなります。
最後に、ラインの号数の選び方ですが、自分が扱うジグヘッドの重さで決定して下さい。
このバランス(←ココ重要)がとれてないと、
・飛距離がでない
・アタリが解らない
・ラインが切れる
・バックラッシュ等トラブルが多い。
と言った事になりかねません。
参考までに私のバランスを記載しておきます。
ライン/ジグヘッド
0.1号(0.5lb) / 0.3〜0.8g
0.2号(0.9lb) / 0.5〜1.3g
0.3号(1.4lb) / 1.0〜1.8g
0.4号(1.8lb) / 1.3〜2.5g
0.5号(2.3lb) / 2.0〜3.0g
1.0号(4.0lb) / 3.0〜7.0g