アジングシーズンオフなので、マアジに対する知識を整理する事にしましょう。
ここ数年で得た経験から、マアジ(アジング対象の16cm以上)の捕食する生物は、カイアシ類、枝角類 、オキアミ類、夜光虫、甲殻類幼生 、カタクチイワシ幼生、多毛類……
これは大型になってもあまり変化が無いようで、若干カタクチイワシや魚類の幼魚系に傾く傾向がある程度で、基本的には微小生物を好んで捕食する模様。
もちろん時季によって偏りはあります。
逆にマアジを捕食する魚は、
小アジ以下の時は青物の幼魚、サバ、ソウダガツオ、スズキであり、
中アジ以上になれば、シイラ、カツオ、ソウダガツオ、ヒラメ、スズキ、ブリ、ヒラマサ等、大型魚の捕食対象になるようです。
つまり、これらの大型魚が釣れる環境には、捕食対象魚として、マアジが存在する可能性があると言う事です。
では、マアジと共存している生物は何かと言うと、
ブリの幼魚、メバル、ウマヅラハギ、メジナ、スズメダイ、ウミタナゴなどで、これらが見受けられる環境には、マアジが生息している可能性があると言う事になります。
因みに、マサバとマアジは同一の群になる事があるようですが、イワシ類と同一の群となる事は無いようです。
捕食者であるマサバや青物の幼魚と体長が同じくらいであれば、共生する…
なんとも不思議な感じですね。
メジナ、メバル、ウマヅラの居る環境で、マアジが釣れなかった事は、数えるほどしかありません。
ポイントを絞り込む時にも、共存種の有無を確認する事で、デイアジングが成立する環境かどうかを見極めることが出来るかもしれませんね。