コロナで爆発的に増えたのは、感染者だけでなく釣りのツの字もしらないニワカ釣師。
出典:WildScene
いゃ、別に良いのですよ。
釣りに興味を持つ人が増えると言う事は業界も潤い、更に良い製品の開発販売に繋がる訳ですから……。
しかし、それと反比例するように減って行く釣場。
悲しいかな…高性能の現代の釣具を揃えたところで、それを存分に使い込み、結果を出せるフィールドが減り続ける一方なのが現実なのです。
私も釣り歴が10年を越えましたが、正直始めた当初の頃の方が沢山釣れていましたし、魚も素直にバイトして来ていたし、地元漁師との関係構築も、今より遥かに容易でした。
しかし、一部だったマナーの悪い釣り人が急増しており、そのために地元漁師やその他の方々とのトラブルも多くなり、釣り禁止となる場所も増加しているし、他所からやってくる釣り人に対して警戒心や敵対心を抱く人も多くなりました。
減って来たのは釣場だけではありません。
魚の数も減って来ていると思います。
よく、釣り人が言うスレると言う状況が陸から釣ることの出来る場所全般で起こっているのかもしれません。
小魚は沢山居ますが、少し型の良い魚との出会いは年々減少しているように感じます。
私より年配の方々が言うには、もっと昔にはもっと良い型が沢山釣れていたそうです。
2度ほど船釣りに同行させてもらいましたが、陸から届かない場所で釣りをすれば、まだまだ魚達は多いし、素直に反応して来ます。
私が感じたのは、魚も学習し、沿岸の危険な場所よりも、少しでもよいから沖の藻場やブレイク、潮溜りに集まるようになって来たのではないか?と言う事。
ワザワザリスクを冒してまで釣り人の射程圏内で生活する意味はありませんし、最近では磯焼けも手伝い沿岸付近の藻場も減少してきています。
生活、産卵、稚魚の育成場所がなくなれば、もはや魚は寄り付かなくなりますからね。
釣り人にとってはどんどん釣り難い状況になって来ているのです。
その証拠に歩いて行く事が困難だったりする場所や離島などでは、あからさまに魚影の濃さが違いますし、ルアーに対しても好反応で、こんなに楽しめるんだ…と実感することが多いです。