デイアジ初心者の雑記帳

アジングを中心に、お手軽お気楽な釣りについて綴っています。

釣りより先に覚えて欲しい事

今回は釣りのマナーについてですが、コロナによる釣りブームも手伝って、マナーを守れない、そもそも知らない釣り人が急増しています。

釣りを始めるよりまず先に知っておいてほしいマナー、考え方を記しておきます。

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①釣場に着いたら

 ・駐車の可否を確認する。

  当然ですが路上駐車はNGです。

 ・港湾関係者の通行の妨げになる駐車もNG

 ・先行者がいれば挨拶をする

  「隣に入ってもいいですか?」

  この一言で随分印象が変わるものです。

 ・他の釣人との距離を取る

  前後左右、最低でも5~8mくらい、

  隣と竿が接触しない距離。

 ・堤防の上の人の真後ろに立つのもNGです。

②釣り座が決まったら

 ・騒がない

  多人数でわいわい楽しく釣りをしたい

       ものですが、中には静かに集中して

       釣りをされている人もいます。

 ・特に夜間は、思った以上に声や音が響き

       渡ります。

  近隣住民の睡眠の妨げにもなりますので、      

       釣場での馬鹿騒ぎはNGです。

③ゴミ処理

 ・釣具のパッケージ、糸くず、餌や、

       その入れ物などは当然持ち帰って下さい。

 ・釣場にこぼれた撒き餌なども洗い流す。

 ・出来ればイカ墨などもブラシである程度

       洗うべきです。

④その他

 ・防波堤での焚火はNGです。

 ・防波堤への車の乗り入れもNGです。

 ・係留船への無断での乗り込みも当然NG。

 ・他の釣人が居る横で、ライトで海中を

       照らす行為もNGです。

 ・釣場は先行者が優先です。

       後から来ての割り込みも当然NGです。

   ・近くを船が通る時は必ず仕掛けを上げる事。

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⑤考え方

 ・釣場はその地域に住まわれる方々の

       生活の一部です。

  よそから来た得体の知れない人を快く

       思われない方も一定数居ると思います。

  その場所を借りて釣りをしていると

       言うことを最初に意識してください。

  

正直言ってこれだけの事すら意識出来ない釣師が急増したために、本来楽しめていたはずの釣場が次々と立入禁止になって、釣場がなくなってきています。

 

ちょっとの事だからいいだろう…

 

そういった考えの基、マナー違反を繰り返す輩は今までも一定数いました。

ですがコロナでレジャーへ大量の人が流れるにつれ、その一定数の割合も増加します。

その数が5倍10倍となれば、釣場やその周辺がどのような状況になるかは、容易に想像出来るハズです。

私が通っていた釣場の1/3はこういった理由で立入禁止、釣り禁止となっています。

 

これからも釣りを楽しみたいのであれば、たったこれだけの事だけでも意識して釣りをして下さい。

たったこれだけの事すら意識出来ないのであれば、釣りをする資格すらありません。

どんな世界にも最低限守るべきマナーやルールがあります。

ルールを守れないのであれば、当然退場処分となります。

今後、港湾関係者だけでなく、行政からも取り締まられる事になりかねないと、頭の片隅に入れて行動してほしいものです。

生息域と接岸時期

マアジの産卵場所は東シナ海で、黒潮に乗って日本に至ると言われますが、瀬戸内海のアジは瀬戸内海で独自の生態系を築いているものと思われます。

そのなかでも魚影の濃いエリアとそうでないエリアがあるのには何か理由があるのではないか?

自分が経験した中国地方3県(山口県広島県岡山県)のアジの生息数や接岸時期から考えると、100%居ない訳ではないですが、浅く流れの少ない場所だとアジも極端に少ない傾向があります。

例えば広島湾、三津湾、三原瀬戸、水島灘付近はアジの接岸時期が限られ、数も少ないです。

逆にアジの数が多く、周年狙えるのは山口県周防大島、上関、広島県の斎灘、来島海峡付近。

これらの地域の共通点は水深があり、干満による潮流が良く動く場所です。

下の図は干満による潮の流れです。

先に挙げた潮が動く海域がよく分かると思います。

▼来島海峡 満ち潮

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▼来島海峡 引き潮

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▼大畠瀬戸 満ち潮

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▼大畠瀬戸 引き潮

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潮が動くと餌が運ばれ、水温変化が少なくなるため、アジが居着きやすくなります。

彼らはそういった場所の比較的穏やかな内湾や港湾で産卵し、成長、生息しているものと思われます。

これには海水温や塩分濃度なども影響してきます。

▼瀬戸内海の代表的な魚種の生存可能水温と適水温。

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更に下の表は、私の経験した地域だけとなりますが、年間を通して20cm以上のマアジが釣れた(産卵や捕食目的で接岸した)場所と時期を表にしたものです。

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マアジの釣れていない地域はコノシロやサッパが多く、比較的浅くて塩分濃度が低いのかもしれません。

干潮時に干上がってしまう干潟もあれば、遠浅な海域でもあります。

もちろん釣れていない場所や時期にもアジは居るかもしれませんし、私の腕では拾えていない事も多いと思います。

私のような週末アジンガーにも釣れると言う事はその時期になればアジが接岸してくる可能性があると判断して釣行場所を選択できるのではないでしょうか?

 

ちなみにデイアジングとなると条件が変わって来ますし不明な事も多いので、まだまだ安定して釣果をあげる事は出来ていません。

まぁそれを考えて挑むのもデイアジングの魅力の一つなんですけどね。

眼を大切に

私の唯一自慢できる事は、視力が非常に良い事です。

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アフリカの方みたいに視力8.0なんて事はありませんが、2.0をずっとキープ出来ています。

特別な事はしていませんが、コレだけは本当に有難い能力です。

実際に釣り出かけると、偏光グラス越しに人が見えない深さの魚が見えたり、夜釣りでは岸壁の影に居る魚が灯火無しでも見えたりします。

これはそこに居る魚にプレッシャーを与えず近寄り、ルアーを通せる事が出来ますから、私にとっては最大の武器となります。

また、細いラインを小さなアイに通したり、遠投したジグやエギの動きを見やすかったりと、他の方には見えないものが見えるので、これほど有利になる武器はありません。

しかし、そんな私もここ数年、(エステルラインを使いだしたから?)穂先から海面へ続くラインを認識しづらくなって来ました。

長い間釣りをしているので、感覚でリグがどのあたりにあるかは解りますが、風の強い日などは困ります。

見えづらいと言っても視力が落ちた訳ではないみたいなのですが…。

仕事柄、一日中パソコンの画面を見なければならない日もありますが、眼だけは本当に大事にしなければいけないなぁと改めて実感しています。

しみじみ…つくづく……

 

カーボンテープの補強

元々はシマノが市場に投入したロッドのねじれを極力無くすために、カーボンテープをX状に編み込み、ブランクスを補強するハイパワーXと言う技術。

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先端のしなやかさを維持しつつ、ねじれによるキャスト時の精度低下や魚を掛けてからのバットの強さに貢献。

(ちなみにスパイラルXはロッドの基本構造で、補強ではありません)

そんな技術も、今では各メーカーが当たり前のように使っているし、むしろX状に編み込んだ補強が無いロッドは安モノ、そんな風潮すらあります。

特にアジングロッドに関してはバットからベリーにかけて、カーボンテープで補強されたエキストラファーストのソリッドロッドでなければならないかのように製造、販売されています。

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しかし、カーボンテープのX状補強が無くてはならないか?と聞かれれば、そんなことはなく、魚を掛けてからは、バットまで思いっきりロッドを曲げてやりとりをしたい人にとっては、別に無くても良い存在です。

私はロッドを思いっきり曲げたい派なので、実はカーボンテープの補強は無くても良いと思っています。

アジングの煽りを受けてしまったのがメバリングロッド。

アジングロッド同様に補強するメーカーが増えた為、従来の気持ち良い曲がり方をしなくなって来ているんですよね……。

今まで、補強がなかったが為に獲れなかった魚は無いし、むしろロッド全体で魚の引きを味わえる方が楽しめる気がしています。

先日、某メーカーの実売価格2000円程度のロッドでキス釣りをしてきましたが、20cm前後のシロギスでもロッドがよく曲がり非常に楽しかったです。

高弾性カーボン、補強されたカッチカチな高感度ロッドがもてはやされる時代ですが、柔らかく良く曲がるロッドも楽しいものですよ。

 

初心者 釣具を買う

自分の意思で釣具を買いたい初心者さんと釣具屋に行って来ました。

色々説明していて思ったのですが、今の釣りって本当にジャンル毎に細分化されていて、更にその中でもコンセプトの違いにより細分化されていて、もう何がなんだか解らない状態だなって感じました。

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初心者が思う釣具とは、振り出しの竿、スピニングリール、ナイロンのライン。

あとは仕掛けをつけて、サビキか投げか、そんなところだと思います。

ですが、釣具屋に足を踏み入れてみれば、パニックに陥るくらい色々な種類の釣具が並んでいます。

ロッド一つにしても、並継と振り出し、長さ、硬さ、ガイドの種類、ショア用なのかオフショア用なのか、ソリッドとチューブラの違いなど……コレらの要素を加味して自分に合う道具を選ぶと言うのは、かなり難しい作業になります。

今回、一緒に行った初心者さんは、ルアーロッドでキス釣りがしたいと言う明確な目標があったので、比較的釣具の選択が早かったです。

セットのPEライン付きエギングロッドを選択し、リーダー、天秤、オモリ、鈎と一通りの道具を購入されましたが、やはりロッドの選択は難航しましたね。

色々なジャンルのロッドを触った経験のない人は、最初に買ったロッドが基準となります。

アジング・メバリングの様に繊細な釣りや、大型青物を相手にする特殊な釣りを除いて、エギングロッドやシーバスロッドは色々なジャンルをオールマイティーに熟せるロッドですので、最初の1本には丁度良いかもしれませんね。

 

 

 

ちなみにキャロやフロートでのライトゲームは出来ると思いますし、シチュエーション次第では青物も獲れます。

▼シーバスロッドのLで青物を釣る動画

https://m.youtube.com/watch?v=p9z4W7vnjEU

感覚的な事

ルアーで魚が釣ってみたい。

初心者の方々は口を揃えて言います。

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が、申し訳ないですが、限りなく無理に近いです。

ビギナーズラックはあるかもしれませんが、ルアーをキャストした事も、扱った事もない人が、いきなり釣果を挙げられるほど甘くはありません。

自動車免許を取得したから、F1マシンを運転したい。

バットを買ったからメジャーリーガーからホームランを打ちたい。

そう言っているのと変わりません。

でも、釣具を買ったら誰でもルアーを投げれるじゃないか。

と言われる方も居ます。

では、そのルアーをキャストして回収するまでに

海底地形

ルアーの着底

潮の流れ

沈下速度

操作時の浮き上がり

フォール姿勢

ターゲットがアタってくるタイミング

などなど、これらを理解出来てキャストしていますか?

時間を変えて同じ場所でキャストしてみれば解りますが、上記の海底地形以外、まったく同じ状態、条件と言う事はありません。

満ち潮、引き潮でも違うし、根掛かりの多い場所でボトム付近を狙わなければならない時もあります。

その時に自分の操作しているルアーがどのくらいの深さで、どんな動きをしているのか解らなければ、狙いの場所を外したり、根掛かりが頻発したりします。

これを理解出来て初めてスタートラインに立てるのです。

これは、どれだけ海に出かけ、どれだけキャストしたか、また失敗や悔しい思いをして来たかに寄ります。

その上で形成される感覚的なものが絶対に必要なものなのです。

要は学生の部活と同じで、試合に勝つための練習。

フィールドで釣る為の練習が必要なのです。

安定してルアーで釣る人は、それだけの経験を積み、努力し、常に探究心を持って海に向かう……そう言った人なのです。

mfgpajmbstyle.hatenadiary.jp

 

コロナでやることがない、だから釣りを始めたけどルアーで釣りたいとか、そーいった軽い気持ちでTVとかYouTubeとか見て、誰にでもできるやろ?とか思っているのであれば、大きな勘違いです。

私もジグヘッドに(アオムシなど)餌を付けてライトゲームを始めたクチですが、やはりルアーを信用して釣果を上げられるようになるまで一定の時間がかかりました。

自分が準備した道具を信用しきれるまで時間が掛かった事もありますが、やはりこれで釣りたい!そういったモチベーションをずっと持ち続けることと、釣りたいターゲットの生息域、生態などを勉強することも大事ですし、実際にフィールドに出てターゲットと対峙してみて初めて判る事も沢山あるのです。

 

最後にもう一つ…。

この感覚的な事は人から教わって習得出来るものではありません。

自分の努力と経験でしか得られないものです。

そこだけは間違わないように…。

タイラバ…のようなもの

正直言って真鯛と言う魚にあまり興味がなかったのですが、昨年鯛しゃぶを食べてからと言うもの、狙って釣れるなら釣ってみたいかなぁ……と思うようになりました。

アジングの外道として、たまにドデカい真鯛と格闘することもありますが、タックル的にかなりキャパオーバー。

何にでも使えるテレスコロッドにPE0.4号で、10〜15g程度のタイラバをキャストして真鯛を狙ってみようと思っています。

しかしタイラバって、買うと高いんですよね……。

久しぶりに釣具屋を覗いてみたら、1個1000円〜1600円なんてザラで、こんなものを1日3回根掛かりで無くしたら釣場で切腹、自害レベルです。

ネクタイとスカート、フックとオモリさえあれば、ワザワザ高価な既製品を買わなくても、十分タイラバっぽいモノは作製可能です。

と言う事で、釣具屋では鈎とオモリとスイベル、ダイソーにて風船と自転車用の虫ゴムを買って来ました。

要はネクタイっぽいものさえ出来ればあとはあまり気にする必要もないと思っているので、鈎は糸付きのチヌ鈎3号と4号を使う、超手抜き仕様です。

ダイソーの風船をカットして出来たネクタイと鈎をスイベルにセットしたのがこちら。

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投げて巻いて来るだけの釣りなので、こんな仕掛けで十分遊べるはずです。

自作タイラバ1つの作製費用は、おそらく200円くらい。

これで自己記録更新を目指してみたいと思っています。